建築とデザインとその周辺をめぐる巡回企画展


展示内容

凝縮の美学 名車模型のモデラー 展

「凝縮の美学 名車模型のモデラーたち」展に登場するモデラーたちを一部会場の様子とともにご紹介します。
凝縮の美学 名車模型のモデラー



まずは、アマチュアモデラーの皆さんによる作品コーナーをご紹介します。
会場写真:INAXギャラリー1(東京)
■ 「クラッシックカーに魅せられて」


制作者:濱上晴市

ブガッティ、ベントレー、デューセンバーグ、ジャガー・・・。20年前に見たクラッシックカーの優美な佇まいに魅せられ、同時にそれらを生み出したつくり手の感性に深く共鳴した濱上さん。彼の模型づくりはこのことが大きな原動力となった。 スケールは1/15。全長20cmほどの模型には、精緻な細工が施されている。


【プロフィール】
1942年大阪府生まれ。乃村工藝社を退職後、自宅で制作に励む。改造したプラモデルやセミスクラッチを含めて、これまでに500台以上を制作した。


凝縮の美学 名車模型のモデラー

■ 「エンツォ・フェラーリに感謝を込めて」


制作者:山田健二

フェラーリ一筋の山田さん。つくるのはエンツォ・フェラーリがデザインした車のみ。35年前「ディーノ 246GT」の助手席に乗せてもらい、そのエンジンの響きと体中に伝わる振動に感動と衝撃を覚えた。それ以来のフェラーリマニアだ。模型の素材は木と決めた。「木は日本の文化であり、モノづくりの原点だ」という。それでバルサ材を使用。何度となく塗装された模型は金属としか見えない。


【プロフィール】
1944年東京都生まれ。27歳の時、結婚を機に群馬に移住。百貨店勤務を経て、広告会社に転職。


凝縮の美学 名車模型のモデラー

■ 「推理小説のように」


制作者:水野秀夫

1960年代のレーシングカーが水野さんの模型づくりの対象だ。しかも、一般にはあまり知られていない車種ばかり。資料の乏しく、立体化には推理小説のように一つ一つ紐解きながらつくっていく。好きなスケールは1/24。素材は混合樹脂。ディテールは分かる限りつくり込んでいく。滑らかなボディラインはうっとりするほど美しい。


【プロフィール】
1959年生まれ。瀬戸窯業高校卒業後、ノリタケに勤務。2005年『Car Graphic』誌にモデル制作の記事を連載。スクラッチ1作目は88年に制作したポルシェ アバルト・カレラ。これまで8台手がけている。


凝縮の美学 名車模型のモデラー

■ 「先ずはやってみる」


制作者:斎藤勉

模型づくりは、20年前にキット化されていない「ユーノスロードスター」を市販のプラモデルを改造してつくったのがきっかけだ。何度も試行錯誤を重ねて完成させ、ものづくりの楽しさを思い出した。本展には「フェラーリ モデューロ」の自作キットが登場。「もし市販のキットになったら」がコンセプト。パッケージから組み立て図まで用意された。今はアルミ製の「アルファ ロメオ カングーロ」に挑戦中。アルミは素人には扱いにくい。でも「先ずはやってみる」斎藤さんだ。

こちらは7/22のトーク&ミニ展示「甦る、伝説の名者−アルファ ロメオ カングーロ1/24への挑戦」でお披露目される。
http://inax.lixil.co.jp/culture/event/040_gallery/001889.html


【プロフィール】
トヨタ自動車勤務。主に用品デザインを担当している。社内の模型サークルTDMC(トヨタデザインモデラーズクラブ)のメンバーでもある。制作過程にあるアルファ ロメオ・カングーロは、実車同様にアルミボディでの再現を目指す。1/24スケールは難しく、世界でも例がないといわれる。


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■ 「ウィングローブに魅せられて」


制作:高梨廣孝

高梨さんの模型づくりのきっかけはジェラルド・A・ウィングローブが書いた『The Complete Car Modeller』(New Cavendish Books)という洋書だ。模型が趣味以上の極めて高度な創作行為と知った。つくる題材は、メカ部分が露出しているバイク。エンジンの美しさは目をみはる。叩いたプロセスを紹介するフェンダーなど、大学時代に専攻した金属工芸の技術もふんだんに生かされている。


【プロフィール】 1941年千葉県生まれ。日本楽器製造(現・ヤマハ)退職後、静岡文化芸術大学で教鞭をとる。現在はデザイン会社の顧問を務める。模型制作歴は27年。


凝縮の美学 名車模型のモデラー
                                                        

■ Professionals


このコーナーでは、3人の職業モデラーを紹介します。
精緻で美しい上に、独特の世界観が宿った芸術品といっても過言ではありません。作品は一つとして同じものがない唯一無二の存在です。
 ジェラルド・A・ウィングローブ Gerald A Wingrove
1934年イングランド生まれ。子どもの頃から父親とともに飛行機、船、自動車などあらゆる模型をつくっていた。成人して機械工として働くかたわら、さまざまな技術を独学で身につける。ナショナルモーターミュージアムのモンタギュー侯から1/20スケールのモデルの依頼を受けたのを皮切りに、本格的なスクラッチモデラーとなる。2000年にはエリザベス女王からMB(Member of the Order of the British)を授与された。
 酒井文雄 SAKAI Fumio
1950年東京都生まれ。エンジニアとして自動車メーカーに勤めた後、JAFを経て、現在は*株式会社メイクアップにて自動車の模型制作を行う。模型エンジンのコレクターでもある。
 アリステア・ブルックマン Alistair Brookman
1947年オーストラリア生まれ。工業系学校を卒業後、設計の仕事に従事する。その後、渡英し、F1のヘスケス・チームで設計の仕事に携わる。オーストラリアに帰国後、模型制作を始める。


*今回、プロのモデラーコーナーの作品はすべて、株式会社メイクアップから提供されています。

http://www.makeupcoltd.co.jp/
http://modelcars-photo.com


凝縮の美学 名車模型のモデラー
凝縮の美学 名車模型のモデラー

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