2016年度グッドデザイン賞

プレセア


プレセア

製品概要

「プレセア」は、スタイリッシュなデザインと高断熱を併せ持った中高層のマンションやビル向けの窓です。窓のフレームを従来に比べ最大50%スリム化し、様々なシーン、場所に融合する、従来のビル窓にはないスマートでシンプルなデザインを実現しました。デザイン性優先のために、操作性や清掃性などの使いやすさを犠牲にすることなく、同時に高めました。また、中高層ビル建築に求められる耐風圧性、水密性、遮音性をクリアした上で、高断熱化を図るため、耐候性・強度に優れるアルミ(等圧構造)と断熱性・防露性に優れる樹脂(多層ホロー樹脂形材)を組み合わせたハイブリッド窓とし、デザイン性だけではなく、高性能も実現しました。


その他

ユーザー・社会に伝えたいこと
「機能をとるか、デザインをとるか」この言葉はどちらかを諦めることを意味します。「プレセア」はどちらも諦めず、尚且つ現状よりも高めることを目指しました。窓辺でくつろぐ、日を浴びる、景色を楽しむ。窓の機能とデザインが高まることで、窓辺の可能性、重要性が高まり、生活に大きな変化をもたらすことが出来ます。健康で豊かな生活の実現に向けて、「プレセア」が少しでも貢献することが出来ればと願っております。


デザイナー

株式会社LIXIL LHT 店装・ SR事業部 ビル商品開発部 山田 良、伊坂 友和、萩原 敦/デザインセンター サッシG 久保田 武徳、北澤 正成


審査委員の評価

2016年度グッドデザイン賞

建築家が既成品のサッシではなく、自ら製作物を試行するのは、サッシ枠の見付け寸法が大きいというのが一つの理由だったが、従来品に比べ約半分の見付け寸法で、断熱性、水密性、遮音性などが担保されていれば、大いに支持されると感じる。また、扉や窓のバリエーションも多く、オフィスビルだけではなく、マンションや住宅での需要にも対応している点も評価したい。ドアハンドルなどの統一も選定のモチベーションとなると考える。