2015年度グッドデザイン賞

熱湯用単水栓 [SF-WCH120]


熱湯用単水栓 [SF-WCH120]

製品概要

オフィスなどの給湯室キッチンにて使用される熱湯用単水栓。内部断熱構造という空気層をもった2重構造にすることで金属外観でありながら熱くならない安全性を確保し、操作部を吐水口先端に設けることで利き手に影響しない使い勝手とシンプルな一本ライン構成を実現しました。意匠性/安全性/操作性を兼ね備えた新たな熱湯水栓は、従来の熱湯水栓がもっていた安全一辺倒なイメージを刷新します。様々なキッチン水栓・キッチン空間とも調和することができるこの熱湯水栓は閉鎖的なイメージの定着していた給湯室に新たな可能性をもたらしました。


その他

ユーザー・社会に伝えたいこと
熱湯水栓を単なるプロダクトとして捉えるのではなく、日本のオフィスニーズや給湯室空間からアプローチすることで新しい熱湯水栓のあり方を提示できました。本商品が市場にでることにより従来の熱湯水栓のイメージを変えるのみならず、オフィス給湯室変革の為の起爆剤となり、よりオープンでコミュニケーションが活発に行える”オフィスキッチンプラン”が生まれることを期待します。


デザイナー

株式会社LIXIL 安間広介 株式会社LIXIL 安藤良彦


審査委員の評価

2015年度グッドデザイン賞

従来のオフィスにおける給湯室の水栓は安全性を強調した野暮ったいイメージのものが多い。近年のオフィスにはコミュニケーションをとれるカフェスペースとして “オフィスキッチン”プランが増加している。本製品はそのようなオープンキッチンスタイルの場合を考え、モダンでスタイリッシュな熱湯用水栓をデザインしている。無駄な出っ張りを無くし、全体をシンプルにしている中で、先端の赤い表示部が目を引き、注意を喚起する。