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芝川又右衛門邸 復原 (博物館明治村)
2008/5/12
伝統技術の復原と伝承
芝川又右衛門邸 復原/外観
芝川又右衛門邸 復原/外観(写真提供:博物館明治村)

「阪神淡路大震災」において、大きな被害を受けた西宮市の芝川又右衛門邸が、昨年9月に明治村に移築復原されました。明治44年に竣工した芝川邸の設計者は当時関西を中心に活躍し、F.L.ライトに浮世絵を紹介したとされる武田五一でした。


バルコニー床と腰壁下部のタイルを復原
バルコニー床と腰壁下部のタイルを復原
2F和室の中の暖炉上部と床のタイルを復原
2F和室の中の暖炉上部と床のタイルを復原

武田は、明治初期の建築の行き過ぎた西洋化を是正しながら、日本の古き良き伝統にも広く目を向けた建築家で、芝川邸においても畳の和室にビクトリアンタイルを周りに用いた暖炉を設置するなど、和の伝統(数奇屋)の中に、イギリスから輸入したタイルを大胆に展開させていました。

ものづくり工房では、この暖炉周りのビクトリアンタイルの他に、トイレ床のタイル、バルコニーの腰壁と床に使用されていたタイルを復原し、さらにINAX 常滑東工場の協力のもと、長さ約90cmの煙突を復原しました。


ビクトリアンタイル(床)
ビクトリアンタイル(床)
竣工当時のタイル(上)と復原品(下)
竣工当時のタイル(上)と復原品(下)
煙突
煙突


現場情報(創建時)
@芝川又右衛門邸 大市山別荘
A施主 芝川又右衛門(2代)
B設計 武田五一
C施工 直営
D竣工年月 明治44年4月


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