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青の魅惑
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その「青の遺伝子」は、今なお彼の地に脈々と息づいています。代々の職人や 現代アートの作家たちが、日々土に向き合い、この地に長く伝わる青の美しさをや きもので表そうと制作を続けています。イラン・トルコ・ウズベキスタン。日本では 紹介されることの少ないこの地域の現代のやきものを、「青」を軸にご紹介します。 各地の青の個性とニュアンスをお楽しみください。
青に込められた思い 青が、なぜこの地で愛され、そしてつくり継がれてきたのでしょうか。空・水、風土、 信仰、原料、美意識、やきものに込められた青への思いは、そのいずれもが当て はまるかもしれません。地域によって、人によって異なるものでもあるでしょう。青 の世界に魅せられた作家たちとともに、その思いをめぐらせてみませんか。
Egypt, Assyria, Persia... The color blue has graced buildings in the lands where civilization first flowered, since ancient times.The blue bricks and tiles that have embellished buildings in oasis cities since the 10th century are the quintessence of Islamic architectural decoration. That “blue gene” still now lives on in those lands. Craftsmen of successive generations and contemporary artists have worked to express in ceramics the beauty of the blue their ancestors have handed down through the ages.Taking “blue” as our theme, we introduce the contemporary ceramics of Iran,Turkey,and Uzbekistan,a genre rarely showcased in Japan.Viewers are invited to enjoy the distinctive blues of each region and the thoughts of artists bewitched by a world of blue. 【展示作家 −青への思いとプロフィール−】 ■ムハンマド・マフディ・アヌシュファル[イラン・テヘラン] 「イランの青、至高の“フィルゼ”は自然のトルコ石の色。自然にある色こそ最良である」 1945 年、テヘラン生まれ。テヘラン芸術大学彫刻学科卒業後陶芸に取り組み、海外での50 以上の展覧会に出展。現在、テヘラン芸術大学、カシャーン芸術大学で陶芸を教えている。ペルシア・ラスター彩の研究と制作では、イラン随一と言われる。 ■サイード・アクバリー・ソヒ[イラン・イスファハーン] 「イランでは青(フィルゼ)は水を意味する。水は命の根源。自然にも人間にも」 1976 年、テヘラン生まれ。シスターン・バローチスタン大学ザヘダン美術学部で陶芸を学ぶ。現在、イスファハーン芸術大学イスラム美術学部にてイスラム陶芸を研究。モダンアートなど、多彩なセラミックデザインに取り組む。 ■メフメット・コチェル[トルコ・キュタフヤ] 「“作家が熟練すればするほど、使う色数が減ってゆく”という(この国で引用される)言葉は、まさにブルー&ホワイトを表す」 1951 年、エラズー生まれ。現在のキュタフヤ陶器の特徴と言われる描き方・様式を生み出した陶芸家。教育者としてキュタフヤ・ダムプナール大学で勤め退官後、現在はアルトゥン・チニ陶器産業のチニ生産責任者兼デザイナーを勤めている。今なお日に10 〜 15 時間を陶芸制作と研究に費やす。 ■アディル・ジャン・ギュヴェン[トルコ・イズニック] 「青は深遠でありながら自由そのもの。困難の末に得られる高貴の色」 1953 年、イネギョル生まれ。陶芸家の家系に生まれ、キュタフヤなど陶器生産の中心地で学ぶ。教職についた後、イズニックに夫人と工房を構える。ビザンティン時代から現代に至るアナトリアの陶器・タイルを伝統的な材料と技法を用いて再現しながら、ていねいで個性的な作品を作り続けている。 ■ルスタム・ウスマノフ[ウズベキスタン・リシタン] 「砂漠に水があると嬉しくなると同時に安心して心が落ち着く。陶器の青もそれと同じことだ」 1954 年リシタン生まれ。タシケント美術学校で産業デザインを専攻。リシタンの名人たちに師事し伝統の技法を学ぶ。リシタン陶芸工場のデザイン長など一貫して陶芸に従事。過去のものとなっていた材料と手法を用いて失われた装飾技法を復活させた。緻密な作風で「絵付けの匠」と言われる。 ■アリシェル・ナジロフ[ウズベキスタン・リシタン] 「青は、活力、生命力、愛情、感謝などすべての心の動きを活性化する。幸福と勝利をもたらす聖色である」 1958 年リシタン生まれ。12 歳で陶芸の世界に。リシタンのマイスターたちから秘伝の青の釉薬や伝統的図柄、技法を受け継ぐ。爽やかな青の発色と伸びやかな作風が特徴。94 年には国際交流基金の招聘により、九谷で絵付けを学ぶ。著名なモスクの修復など、建築物のタイル装飾も多数手がける。 会期中、色布作家の鯉江あかねさんに、「世界のタイル博物館」と「土・どろんこ館」を青色の布で飾っていただきます。
ニュースリリース⇒ ◆同時開催◆ 「青 −空と水とやきものの始まり」⇒ |
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