INAXライブミュージアム 世界のタイル博物館 INAX TILE MUSEUM

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企画展(1階 企画展示室:入場券必要)

タイルに咲いた憧れの花・バラ
−19世紀ヴィクトリアンタイルから

Roses on the decorative tiles in Victorian Britain
2009年10月31日(土)〜2010年3月28日(日)





会期

2009年10月31日(土)〜2010年3月28日(日)

時間

10:00AM〜5:00PM(入館は4:30PMまで)

会場

「世界のタイル博物館」1階企画展示室

休館日

第3水曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始2009年12月26日〜2010年1月4日

入場料

無料(ただし、その他の展示施設見学には共通入館料が必要)

企画

INAXライブミュージアム

制作

株式会社INAX

協力

上田善弘、吉村典子

展示デザイン

株式会社 プロセスプラス
有限会社 春高デザイン


講演会

「バラの魅力とその文化史」
古代から人びとを魅了してきた「バラ」について、その歴史や文化的背景をひも解きながら「バラ」の魅力についてお話しいただきます。

日時

2010年2月13日(土) 3:30PM〜

講師

上田善弘〔うえだよしひろ〕
(岐阜県立国際園芸アカデミー教授)

会場

「世界のタイル博物館」セミナールーム

定員

先着50人、聴講無料

講演終了後、「世界のタイル博物館」エントランスホールにて交流会を開催します。




ピエール=ジョセフ・ルドゥーテ『バラ図譜』より「ロサ・ケンティフォリア・ブラータ」


その香りや姿から、名誉を象徴する花として王侯貴族など特権階級の人々に愛でられたバラ。19世紀、ヴィクトリア時代のイギリスでは、上流階級の暮らしに憧れた中産階級の人々が 、当時普及したタイルの図柄にそのバラを好んで取り入れ、生活に彩りを添えました。

バラが人類とかかわりを持つようになったのは紀元前といわれ、初めて文献に登場したのは紀元前2000年頃の古代メソポタミアに遡ります。「ギルガメッシュ叙事詩」に、トゲのある永遠の命を与える樹としてバラが紹介されています。また、エーゲ海のクレタ島にあるクノッソス宮殿(紀元前2000年〜1700年建造)の壁にはフレスコ画で描かれたバラがのこされています。そして、紀元前12世紀ごろには、すでに古代ペルシャで栽培され、以来特権階級の間で香料や薬用に利用されてきました。クレオパトラは、バラの花弁を浮かべた風呂をこよなく愛し、ダマスクローズの香油を体に塗っていたと伝えられています。また、古代ローマでも、宴会場の床にはバラの花弁が敷き詰められていました。このようにバラは、古くから王侯貴族など一部の限られた人々によって愛でられてきました。


「アントニウスとクレオパトラ」サー・ローレンス・アルマ・タデマ
(C)Christie's Images/Corbis

19世紀ヴィクトリア朝時代に世界の覇権国家に上りつめたイギリスでは、産業革命が成し遂げられ、その経済的繁栄は最高潮に達しました。なかでも富を築いた中産階級の人々の間では、「豊かな住まい」の実現を目指す風潮が高まりました。職住分離が進み、人々は郊外に戸建の住宅を建てるようになり、インテリアに装飾タイルが広く普及していきました。また、「田園生活」への憧れから、だれもが園芸に親しみ、バラをはじめ外国の珍しい植物が盛んに栽培されました。バラはその美しい姿で咲いている期間は長くはありません。バラの美しさを永遠にとどめておく素材としてタイルが選ばれたのです。当時の自然主義やゴシック・リバイバル、アール・ヌーボーの流行を反映して、写実的なものから曲線的にデフォルメされたものまで、さまざまな趣をもったバラがタイルに表現されました。





本展では、古来人々を魅了し続けてきたバラの魅力をひも解きながら、これらのタイルをとおして、高貴なバラをインテリア素材として使い始めた人々の喜びや感動をお伝えします。

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