INAXライブミュージアム 世界のタイル博物館 INAX TILE MUSEUM

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やきもの新感覚シリーズ(1階 企画展示室:入場無料)

第91回 宮永 春香 展 ―陶の護符 遺されたもの―
2011年9月3日(土)〜9月25日(日)

「やきもの新感覚シリーズ」9月の作家は、金沢で作陶している宮永春香さん。
編み込まれ結ばれた、純白の組みひもや水引のかたちをした大切なものが、時を経て灰や土の中から掘り起こされた――そんなイメージの、祈りにも通じる神秘的な印象の作品です。


会期

2011年9月3日(土)〜9月25日(日)

時間

10:00AM〜5:00PM(入館は4:30PMまで)

会場

世界のタイル博物館 企画展示室
※展示会場は「世界のタイル博物館」のみとなりましたのでご注意ください

休館日

9月21日(水)

作家によるアーティスト トーク

9月3日(土) 4:00pm〜5:00pm
※オープニング パーティーは、東北地方太平洋沖地震の発生と、それに伴う諸般の事情に鑑み、中止致します。 ご理解・ご了承ください。



紙紐を編み込み、組紐や水引のように結んでかたちづくられた白い作品は、一見すると陶磁器とは思えないようなやわらかさ、しなやかさを感じさせます。
その精緻なかたちは、紙紐を支持体に泥しょうをかけた後、焼成してつくられます。




宮永さんは金沢で陶芸を学び、現在金沢美術工芸大学で講師として後進を指導するかたわら、愛知県美術館の企画展など、北陸・東海・東京を中心に発表を重ねてきました。

その作品は精力的な仕事ぶりを象徴するかのように、多種多様です。
中でも近年取り組んでいるシリーズでは、作品をかたちつくるために編んだり結んだりすることが宮永さんにとって祈りにも通じるものがあるように感じられ、「FETICO〈フェティシェ〉」(ポルトガル語で呪具や護符を意味する)と名づけた作品を制作しています。





「つくり方と形態の結びつきがテーマ」であると話す宮永さんは、イメージや形体を想定せずに編み始め、編み進める中で形体を決めていくことを意識しています。
そして、制作過程におけるつくり方や完成後の作品から受けた印象などを基に意味を捉えなおし、そこから次の作品への糸口を見いだし展開していきます。





今展では、白い作品が黒い粉体に埋もれたような仕上げで、太古に護符として大事にされてきたものが時を経て見つけ出されたようなイメージから「FEITICO remains(遺されたもの)」と題した作品が発表されます。

色が持つ意味性をできる限り排除するために、白い作品にこだわってつくり続けきた宮永さん。
今展の焼成の際に、やきものの原料や顔料、粘土などを粉状にした黒い粉体と共に焼き固めてつくられた作品の表情からは、清らかなうちにも歳月や地層の重なりを感じさせる重厚な趣が見受けられます。

本展では、時を経て見つけ出されたものをコレクションするように、ケースに収めた形で展示される予定です。
祈りに通じる、太古の人々の想いを感じさせる作品をぜひ会場でご覧ください。





[Miyanaga Haruka プロフィール]
1980年 金沢生まれ
2005年 金沢美術工芸大学大学院 修士課程美術工芸研究科 修了
2008年 金沢美術工芸大学大学院 博士課程美術工芸研究科 工芸領域陶磁分野修了 芸術博士取得。
現在、金沢美術工芸大学工芸科講師
[個展]
2006年 村松画廊/東京、ギャラリー点/金沢
2008年 INAXガレリアセラミカ/東京、POLARIS The Art Stage/神奈川
2009年 ギャラリー点/金沢、村松画廊/東京、愛知県美術館 展示室6/名古屋
[グループ展]
2003年 「金沢美術工芸大学第44回美術工芸学部卒業制作展」金沢美術工芸大学、第41回朝日陶芸展
2005年 「珪藻土アートプロジェクトInstallation 『生命・珪藻礼賛〜1200万年前の海底から』」金沢21世紀美術館、「『土を焼く人為・その有機と無機の間に』金沢美術工芸大学 伊藤公象研究室」ギャラリー那珂/金沢、「金沢美術工芸大学第23回大学院修了制作展」金沢21世紀美術館 市民ギャラリー、「日韓現代陶芸新世代の交感展2005」愛知県陶磁資料館/瀬戸
2006年 「日韓現代陶芸新世代の交感展2006」愛知県陶磁資料館/瀬戸
2007年 「existence of TEN  −10人の美術家たち−」Gallery点/金沢、「collaboration 結実の土・陶の美」G-WINGギャラリー四緑園/金沢、「第9回金沢美術工芸大学大学院博士課程修了研究作品展」金沢美術工芸大学
2008年 「existence of TEN vol.2 −10人の美術家たち−」Gallery点/金沢、「ガレリアセラミカの夏 器・小さなオブジェ・道具展」INAXガレリアセラミカ/東京、「素材×ART −北陸の若手工芸作家展−」金津創作の森アートコアミュージアム/福井、「61in³+1/8」Gallery点/金沢、「北陸の工芸・現代ガラス工芸展」日本文化会館/イタリア・ローマ、「第8回 国際陶磁器展美濃」セラミックパーク美濃/多治見
2009年 「アーツ・チャレンジ2009」愛知芸術文化センター/名古屋、「2009京畿道世界陶磁ビエンナーレ」利川世界陶磁センター/韓国・利川、「ガレリアセラミカの11人展 2008年セレクション」INAXライブミュージアム/常滑、「エマージング・ディレクターズアートフェア『ULTRA 002』」スパイラルガーデン/東京、6lin³+1/8」Gallery点/金沢、「つくりだす躯 ―女性作家三人展」ガレリア画廊/石川
2010年 「金沢アートグミ 企画グループ展 手のなかのミクロコスモス」金沢アートグミギャラリー
[賞歴、その他]
第41回 朝日陶芸展 秀作賞(2003)
第40、41回 北陸中日美術展 入選(2002、2003)
吉野谷アート&クラフト展2003 佳作賞(2003)
津幡町文化会館 シグナス(石川県)に作品設置(2005)
金沢美術工芸大学大学院修了制作買取作品に選定(2005)
金沢美術工芸大学大学院博士課程修了制作買取(2008)
第8回 国際陶磁器展美濃 入選(2008)
アーツ・チャレンジ2009 出品作家として選定(2009)
2009京畿道世界陶磁ビエンナーレ 入選(2009)
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