INAXライブミュージアム 世界のタイル博物館 INAX TILE MUSEUM

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やきもの新感覚シリーズ(1階 企画展示室:入場無料)

第81回 堀 香子 展 ―白陶の詩 指で聴く螺旋の音―
耳をすます玉響(たまゆら)

2010年4月10日(土)〜5月9日(日)

4月の作家は、京都市在住の堀香子さんです。
堀さんは80年代後半より、独特の白い陶の作品で好評を博してきました。今展ではこれまでの手びねり技法に加え、新しい取り組みで制作した作品も展示します。
しっとりとした質感の白い半磁土による作品は、凛とした静寂さと、生命体が螺旋状に増殖していくような蠢く躍動感を持ち合わせています。端整なたたずまいの中に森羅万象のダイナミズムを秘めた迫力のある作品をご覧ください。

会期

2010年4月10日(土)〜5月9日(日)

時間

10:00AM〜5:00PM(入館は4:30PMまで)

第1会場

世界のタイル博物館 1階 企画展示室

第2会場

陶楽工房 陶楽ギャラリー

休館日

4月21日(水)


■アーティスト トーク&オープニング パーティー
4月10日(土)
4:00pm〜5:00pm 堀香子さんによるアーティスト トーク。
トーク終了後にオープニング パーティーを開催します。

※このシリーズはこれまで10日(陶の日)が初日でしたが、2010年より初日が「土曜日」となるよう会期を変更しました。また、トーク開始時刻が4:00pmとなりましたのでご注意ください。



動物や昆虫の抜け殻、植物の球根のような白い形態が、うねり、重なり合いながら螺旋状に増殖していきます。堀香子さんの作品は、高さが40cm程の大きさですが、強いエネルギーを発し大きな存在感があります。



生も死も象徴するような聖なるイメージを持つ“白”。堀さんが「白」い作品を制作するひとつの理由は、作品に込めたい想いを具現化できる色だからだと言います。半磁土を手びねりで成形し、焼締で生み出した作品の表面はかすかに濡れているようで瑞々しく、白色の中にも微妙なグラディーションが表現されています。





堀さんは作品を制作するにあたって、陶をかたちづくる「土・水・火」と共に「言葉」もまた、イメージをくっきりと縁取るための道具としてなくてはならないと話します。「感覚を研ぎ澄まし、『指先で素材の音(声)を聴き』作品に対峙したとき、ある言葉が“降りて”来てイメージが明確に形を成しはじめ、作品を膨らませ熟成させる」のだと言います。





本展では、堀さんはサブタイトルを『白陶の詩 指で聴く螺旋の音』とし、演奏会に見立てたイメージで展示を行ないます。「世界のタイル博物館 企画展示室」では“主題曲”としてフォルムを追求した作品約10点を、そして、「陶楽ギャラリー」では“変奏曲”として、空間の中でいかに作品が息づくかを主眼に仕立てる予定です。



また、一貫して手びねりでかたちを探求してきた堀さんの新たな取組みとして、ヘチマやスポンジなどの異素材を泥漿に浸し、薄いタタラ板で挟んだ「ミルフィーユ」状の新作もご覧いただけます。



1963年京都市生まれの堀さんは、祖父と父が日本画家という環境に育ち、幼少期から絵を描くことや本を読むことが好きでした。京都市立芸術大学、同大学院美術研究科陶芸専攻を修了後、これまでに国内外の公募展などで受賞を重ねています。現在は個展に主力を置き活動する傍ら、京都造形芸術大学で後進の指導にもあたり、多くの若き作家に大きな影響を与えています。





生きものが動き始める光眩しい季節、作家が聴く“音”を作品というかたちでお楽しみいただきます。どんな演奏が聞こえるでしょうか。


[HORI Kyoko プロフィール]
1988年 京都市立芸術大学大学院美術研究科修了
[個展]
1987年 ギャラリー・マロニエ(京都)('89〜'92)
1991年 ギャラリー・M(東京)、ギャルリ・プス(東京)('93,'05,'08)
1993年 ギャラリー天竺(東京)
1994年 青山グリーンギャラリー(東京)、番画廊(大阪)
1996年 ギャラリー器館(京都)('98,'04 )
1997年 ギャラリーTAO(東京)、ギャラリーにしかわ(京都)
1999年 ギャラリー目黒陶芸館(四日市)('01,'03,'09)、ギャラリーTOKONOMA(スイス)
2004年 滋賀県立陶芸の森陶芸館、ギャラリーMARUFUKU(京都)
2005年 レーベックギャラリー(スウェーデン)、アートスペース虹(京都)
2007年 イムラアートギャラリー(京都)
[公募展・企画展]
1986年 八木一夫賞現代陶芸展(京都・東京)、国際陶磁器展美濃(多治見)(〜'95,'98)
1987年 中日国際陶芸展(名古屋)、京都工芸美術展(京都府立文化芸術会館)(〜'90)
1989年 朝日現代クラフト展(阪急百貨店/大阪・東京)(〜'91)
1990年 フレッチャーチャレンジ国際陶芸展(ニュージーランド)(〜'95,'98)、京都工芸選抜展〈現代の工芸〉(京都府立文化芸術会館)(〜'92)
1991年 サントリー美術館大賞展―挑むかたち―(サントリー美術館/東京)、セラミック・アネックス・シガラキ(滋賀県立近代美術館)、日韓青年陶芸作家交流展(ギャラリー・マロニエ/京都)
1992年 日韓青年陶芸作家交流展(土・アートスペース/ソウル)
1993年 美術選抜展(京都市美術館)
1994年 クレイワーク(国立国際美術館/大阪)
1995年 美の予感―工芸―(高島屋/東京・京都・大阪・横浜)
1996年 新鋭美術選抜展(京都市美術館)('98,'00,'02,'05)
1999年 やきものの20世紀(滋賀県立陶芸の森陶芸館)
2001年 京都市芸術新人賞受賞作家展(京都芸術センター)
2002年 日韓陶芸作家交流展(京都芸術センター)
2005年 ファエンツア国際陶芸展(イタリア)
2007年 魅せられる・・・今、注目される日本の陶芸展(滋賀県立陶芸の森陶芸館・ニューオータニ美術館/東京、セーブル美術館/フランス 他アメリカへ巡回)
2009年 未来へのタカラモノ(高島屋/東京・大阪・京都)、自宅から美術館へ(和歌山県立近代美術館)
[受賞]
1991年 朝日現代クラフト展 <グランプリ>、フレッチャーチャレンジ国際陶芸展(ニュージーランド)<優秀賞>
1993年 フレッチャーチャレンジ国際陶芸展(ニュージーランド)<優秀賞>
1995年 国際陶磁器展美濃'95<銅賞>
1998年 国際陶磁器展美濃'98<審査員特別賞>
2001年 京都市芸術新人賞
2005年 ファエンツア国際陶芸展(イタリア)<議会長賞>
[パブリック・コレクション]
オークランド博物館(ニュージーランド)
北九州市旧大阪商船・海事資料室(北九州市)
MINT MUSEUM OF CRAFT + DESIGN(アメリカ)
石川県立九谷焼技術研修所
滋賀県立陶芸の森
ルシュカ美術館(スウェーデン)
京都市立芸術大学
アルゼンチン近代美術館「日本の家」、和歌山県立近代美術館
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