INAXライブミュージアム 世界のタイル博物館 INAX TILE MUSEUM

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やきもの新感覚シリーズ(1階 企画展示室:入場無料)

第67回 深井 聡一郎 展  マイセルフ・モニュメント
2007年8月10日(金)〜9月5日(水)
※トップページ画像は作品の部分

秘めやかな無数の記憶が紡がれた、等身大をこえる陶のモニュメント。孤高の塔のような、あるいは遥か遠くを眺めている人体のようなかたちからは、喪失と再生の物語が伝わってきます。


会期

2007年8月10日(金)〜9月5日(水)

時間

10:00AM〜6:00PM(入館は5:30PMまで)

第1会場

世界のタイル博物館 1階 企画展示室

第2会場

陶楽工房 陶楽ギャラリー

休館日

8月22日(水)


■アーティスト トーク&オープニング パーティー
8月10日(金)※終了しています
5:00〜6:00PM 深井 聡一郎さんによるアーティスト トーク
6:30〜7:00PM オープニング パーティー


2メートルを超す陶の人体や塔のかたちのモニュメントの一つ一つに、日記調の短い文章が添えられていて、作品を見進めるうちに、作家・深井聡一郎の個人アルバムを、一ページずつめくっているような錯覚を覚えます。近づいたり離れたり、見る距離と角度によって、空間に配置されたいくつかの作品と観客自身が、不思議な関係性を結びはじめ、新たな物語に引き込まれていきます。




作品は自身の体験や感覚の記憶をシンボル化したものですが、収集癖のある深井さんは、日常のさまざまな時間や旅先での刺激的な体験など、心身ぜんたいで受け止めた無数の「記憶」を持っています。記憶はやがて時間と共に風化していき、部分的に曖昧になったり鮮明になったりと変化します。それらの無数の思い出は、ノートやスケッチブックの端に書き留められていたりしますが、時がきて、やがて、つむぎだされた記憶を土に託して具現化します。機が熟し作品へとうながされて制作に入っていくとき、記憶の中の風景や図像は、写真に焼き付けられたような平面的な記憶だといいます。そこから深井さんは、見せる方向を決めた正面性の強い、半三次元的な作品として完成させていきます。




深井さんの作品の特徴は、鋭く尖った山稜や塔や人体などが持つ、遥かなものへの眼差しにあります。天井から下がるシャンデリアのかたちの作品もありますが、作品の視点が、作家や私たちをこえた高みにあることで、そこに無く、見えていないものまでが出現してくるような感覚にとらわれるのです。 これら大型の作品は、足で踏み固めながら形作った土の塊を、いくつかのパーツに切り分けて中をくり抜き、釉薬をかけて焼成後、接着して立体に組み立て直して制作します。




深井さんは、武蔵野美術大学で彫刻を学びます。同大学の修士課程造形研究科を修了後、文化庁在外派遣研修員として一年間英国に滞在したのは、幼少期にロンドンに住んでいた当時の原風景を再確認するためでもあったといいます。現在は、母校で後進を指導するかたわら、東京を中心に作品を発表しています。

今展では、記憶を思い起こすための空間を、インスタレーションで再現するほか、等身大以上のモニュメントが記憶の語り部のように出現します。ぜひ、この機会にご覧いただき、また多くの方々へご案内頂きますよう、お願い申上げます。




[プロフィール]
1973年 東京に生まれる
1997年 武蔵野美術大学彫刻学科卒業
1999年 同大学修士課程造形研究科修了
2002〜2003年 文化庁在外派遣研修員として英国に滞在
[個展]
1998年 ギャラリーなつか/東京
1999年 ガレリアラセン/東京
2000年 ギャラリーなつか/東京
2001年 ギャラリーなつか/東京
モリスギャラリー/東京
2002年 ガレリアキマイラ/東京
ガレリアラセン/東京
メタルアートミュージアム光の谷/千葉
2004年 GALLERY GAN/東京
2005年 ZA GALLERY 有明/東京
2006年 ギャラリーなつか/東京
中崎透遊戯室/東京
[受賞]
2000年 第8回日本現代陶彫展 大賞/岐阜県土岐市
第5回アート公募 モリスギャラリー賞/東京
[パブリック コレクション]
2000年 岐阜県土岐市

その他、グループ展多数

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