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ライブミュージアム日記

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2009年以前の記事は、ライブミュージアムでの日々の出来事やスタッフの想いを綴ったものです。

2006年9月以前の記事は、土・どろんこ館開設準備室による「どろんこ広場」として書かれたものです。


独自企画や地域との連携で、コンサートや講演会、ワークショップなど、さまざまなイベントを開催しているミュージアム。ライブ感あふれる活動をスタッフがご案内・ご報告します。

No.184 企画展「マカオのアズレージョ」関連イベント 講演会『マカオの最新動向とアズレージョ』 を開催しました!

2015/08/03

担当 ものづくり工房 中斎

企画展「マカオのアズレージョ」関連イベント
講演会『マカオの最新動向とアズレージョ』
講師 轡田洋子氏
7月25日(土) 14:00〜15:30
世界のタイル博物館 講義室

好評開催中の企画展「マカオのアズレージョ」。この企画にご協力いただいた轡田洋子さんを
講師に迎え、世界遺産「マカオの歴史地区」の魅力について、美しい画像とともに存分に語っていただきました。

轡田さんはマカオ在住30年。テレビや雑誌、ガイドブックなどマカオ取材のコーディネータとして活躍する、
マカオの魅力を知り尽くした方。まさに、マカオを旅したような講演会となりました。

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マカオの歴史
ポルトガル人が海路で中国に到達したのは1513年。1557年に明から居留権を得て、マカオは、中国における
唯一のヨーロッパ人居留地となりました。この時点では、マカオは、まだ植民地ではなく、アヘン戦争でイギリスが
香港島を獲得後、ポルトガルもマカオの行政権を取得。1887年にポルトガルの植民地となりました。
1941年に第二次世界大戦が起こり1949年に中華人民共和国が設立され、中国共産党が中国本土を
統治するようになりましたが、マカオでは依然としてポルトガルの統治が続きました。しかし、文化大革命以降、
少しずつ中華人民共和国の影響力が増していき、1987 年4月13日にポルトガルと中華人民共和国が
マカオ返還の共同声明に調印。マカオの行政権は1999年12月20日に中華人民共和国へ返還され、
マカオ特別行政区が成立しました。
現在のマカオの人口は64万人。面積は30.3平方キロメートル。人口密度は21.000人/㎢と世界一です。
主要産業はカジノ等のサービス産業で、その収入は4兆円と言われ世界に類を見ない黒字財政、豊かな街です。

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世界遺産 マカオ歴史地区
2005年に世界遺産に登録されたのは「マカオ歴史地区」。日本の奈良と同じように、エリアとしての登録で、
この中に22の歴史的・宗教的建物と8つの広場があります。現在、その歴史的建物の保存は文化局が、
まちづくりは民生総署(行政機関)が担っています。

建物の変遷
マカオ歴史地区では、建物について次のような変遷をみることができます。
1700年〜1800年にかけては、ヨーロッパ風の建物の建設が進んだ時期。
1800〜1849年は、中国風の建物が増え始め、1849〜1887年は、ポルトガル人主導でまちづくりが進み、
上下水道の整備や6万本もの植樹など近代都市の基盤がつくられました。そして1887〜1911年は、
近代都市建設の黄金期を迎えます。こうした背景から、マカオの街には、ポルトガル風のマカオと中国風のマカオ、
さらにそれらが混じり合ったマカオが背中合わせに存在しています。

ポルトガル由来の、色鮮やかな幾何学模様のタイル・アズレージョや、道路や広場に見られる石畳・カルサーダス。
それらが創り出す異国情緒あふれる風景を見せていただきました。

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アズレージョの魅力
轡田さんは、やきものが趣味でアズレージョ教室にも通っています。
最近はアズレージョの宝庫・ポルトガルへ出かけて、マカオの街に、いかにポルトガルの面影が
残っているか、アズレージョが、いかに現在のマカオに溶け込んでいるか、
改めて感じたと言います。今では、アズレージョの修復を手掛けるのは中国人であり、
ポルトガルが伝えた技術を、中国が受け継いでいるのです。

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「20分も歩けば、古いマカオから新しいマカオへと、タイムスリップのように自由に行き来できるのが、
マカオの良さ。
ぜひ、みなさんもマカオの街に来て、アズレージョやカルサーダスに彩られた街を 楽しんでください」。
最後に轡田さんは、会場の皆さんをマカオの旅へ誘いました。

講演会の後のアンケートにも多くの方がポルトガルとマカオの類似点から
マカオにも行きたいし、ポルトガルにも行ってみたいという声がきかれました。

企画展『マカオのアズレージョ ポルトガル生まれのタイルと石畳』は、「世界のタイル博物館」で
8月25日(火)まで開催中です。どうぞ、お見逃しなく。
 
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