INAXライブミュージアム


ライブミュージアム日記

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2009年以前の記事は、ライブミュージアムでの日々の出来事やスタッフの想いを綴ったものです。

2006年9月以前の記事は、土・どろんこ館開設準備室による「どろんこ広場」として書かれたものです。


独自企画や地域との連携で、コンサートや講演会、ワークショップなど、さまざまなイベントを開催しているミュージアム。ライブ感あふれる活動をスタッフがご案内・ご報告します。

No.178 蓑と笠〜企画展「雨と生きる住まい−環境を調節する日本の知恵」から

2015/02/03

担当 ものづくり工房 中斎

現在、INAXライブミュージアム 土・どろんこ館 企画展示室において、2014年11月1日(土)から2015年3月22日(日)まで、企画展「雨と生きる住まい−環境を調節する日本の知恵」 を開催しています。

多雨の気候にある日本において、古来、雨そのものや湿気を「しのぐ」工夫が家屋のいたる所になされていました。本展では、そのような工夫や知恵を紹介する展示とし、メインとなる展示では、日本家屋の茅葺や瓦葺屋根の一部を実物大で目線高さで再現しています。

今回は、茅葺や瓦葺屋根ではなく、「蓑(みの)と笠」の展示について紹介します。


蓑と笠の展示

「蓑」や「笠」は、身に着ける雨をしのぐ道具(雨具)として使用されてきました。しかし、現在は、「蓑」や「笠」を身に着けることはおろか、存在は知っていても、どんなものなのか、どうやって着用するのか知らない人が多いと思います。

笠は、竹やヒノキなどの木あるいはワラなどで作られ、形もいろいろあります。「菅(すげ)笠」・「花笠」・「三度笠」などがあり、地方のお土産屋さんでも販売していたりします。展示に使用している笠は白がヒノキ、赤がイチイの木を使用した「網代笠」です。

蓑は、稲ワラでできています。首回りと背・腰などの身体に当たる部分は、下の写真のように稲ワラが編んであります。また、着用する際に身体に結わえ付けるため、首回りには輪になった首縄が左右にあり、腰回りには腰縄が左右にあります。


蓑 表側

蓑 裏側(背中に当たる部分)

表側は雨があたっても稲ワラに伝って流れ落ち、背中が当たる裏側は、体から発生する熱気や湿気を、編んだ稲ワラの隙間から逃がすことによって、蒸れることなく快適さを保ちます。

次に、蓑の着用方法を紹介します。

@首縄を左右の手に持って、蓑を背負います。
A首縄に腰縄を通します。この際、左の腰縄は左の首縄に、右の腰縄は右の首縄に通します。
ちょうど、リュックサックを背負った時のような感じになります。


@両方の首縄を持って、蓑を背負います

A左右の腰ひもを各々の側の首縄に通します。

B腰縄を下方に引っ張り、蓑の上部が肩回りを覆うようにします。
C左右の腰縄を胸の前で縛って、蓑を着用できました。


B腰縄を下方に引っ張ります。

C左右の腰縄を胸の前で縛ります。

D笠をかぶって、「ハイ!ポーズ!」


D完成!

本展示では、実際に蓑・笠が試着できます。大人用。子供用があります。
是非、茅葺屋根の前で記念写真を1枚いかがですか?
姿見も用意してますよ。


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