INAXライブミュージアム


ライブミュージアム日記

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2009年以前の記事は、ライブミュージアムでの日々の出来事やスタッフの想いを綴ったものです。

2006年9月以前の記事は、土・どろんこ館開設準備室による「どろんこ広場」として書かれたものです。


独自企画や地域との連携で、コンサートや講演会、ワークショップなど、さまざまなイベントを開催しているミュージアム。ライブ感あふれる活動をスタッフがご案内・ご報告します。

No.163 太陽のイタズラ

2014/08/25

担当 ものづくり工房 中斎

INAXライブミュージアムで開催中の2つの企画展は、いずれもあとわずかな会期となりました。
施設内の3ヶ所の案内板のポスターも夏の日差しを浴び、色があせていたようなので、
最後はキレイなポスターでPRしようと新品と交換しました。

世界のタイル博物館の開催中の企画展「タイルが伝える物語〜図像の謎解き」のポスター(下図)の組絵タイルは、聖書の中の物語『ハガルの追放」を題材にし、19世紀にオランダで作られました。
このタイルは、マンガン彩と呼ばれ、白地に赤紫色のデザインが施されています。この赤紫は酸化マンガンを顔料として用いた釉薬で発色をしています。

monogatari_poster.jpeg



また、オランダのタイルは、白地にコバルトの青色でデザインされたコバルト彩タイルのほうが良く知られています。「ブルー&ホワイト」ともいい、日本の「染付」とよく似た感じです。

03.JPG
マンガン彩組絵タイル「ハガルの追放」の一部
ReYC14-096.jpg
コバルト彩人物文タイル「なわとび」


さて、このポスターの掲示前と後を比較すると・・・
ReP1080269.JPG
掲示前⇒⇒⇒
ReP1080264.JPG
⇒⇒⇒掲示後

掲示してあったほうのポスターは、なんと、マンガン彩タイルがコバルト彩タイルに変化しているではありませんか!!

タネを明かすと、日光により、ポスターに使用している赤系のインクの退色が著しいわりに、青系と周囲の金色系のインクはその影響が少なく、赤紫の部分が青色に変化したわけです。結果的に、ぱっと見た感じでは、真ん中の組絵タイルの色だけが大きく変化した印象になっています。
オランダの代表的なタイルは、コバルト彩とマンガン彩であることを知っているINAXライブミュージアムのスタッフもこの太陽のイタズラにはびっくり!!

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このポスターの企画展「タイルが伝える物語〜図像の謎解き」は、INAXライブミュージアムでの会期は8月26日(火)までとなりましたが、9月4日から11月18日まで、場所をLIXILギャラリー 大阪会場に移して、開催します。
東京会場では、2014年12月4日(木)〜2015年2月21日(土)の会期で開催予定です。

また、「太陽」がらみで、もう一つの企画展『手のひらの太陽〜「時を知る、位置を知る、姿を残す」道具』の会期は、9月7日までで、場所は土・どろんこ館 企画展示室にて開催中です。
この機会にぜひ、ご観覧ください。

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