INAXライブミュージアム


ライブミュージアム日記

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2009年以前の記事は、ライブミュージアムでの日々の出来事やスタッフの想いを綴ったものです。

2006年9月以前の記事は、土・どろんこ館開設準備室による「どろんこ広場」として書かれたものです。


独自企画や地域との連携で、コンサートや講演会、ワークショップなど、さまざまなイベントを開催しているミュージアム。ライブ感あふれる活動をスタッフがご案内・ご報告します。

No.122 世界地図をタイルにする

2009/08/25

担当 後藤

名古屋駅に隣接するささしまライブ24地区に2009年3月に移転したJICA中部のビルエントランスに、世界地図が描かれたタイルが張られています。


JICA中部国際センター(名古屋ささしま)

この世界地図は、石本建築事務所設計の元、INAXライブミュージアムのものづくり工房で作られたものです。

2008年5月に石本建築事務所の設計者が工房を訪れ、やきものの産地として黄瀬戸や瀬戸黒をイメージするタイルでエントランスを飾りたいとの思いから実現したものです。

タイル博物館に収蔵する 江戸時代に作られた黄瀬戸釉の敷瓦を観察することから試作を始めました。一枚一枚手作りで作られた敷瓦を観察すればするほど、手作りの良さに引き込まれ、目指すべき地図タイルもできるだけ、手作りで作ることになりました。。


参考にした江戸時代の敷瓦

手作りの味わいを持ちながら、一方では、世界中から研修生が集まるJICAのビルにある世界地図は、正確でなければいけません。

色合いや形状や作り方に試行錯誤を重ねて、たどり着いた作り方は、世界地図の彫られた石膏型に粘土を型押ししてつくる成形方法でした。


成形に使用した石膏型

型に粘土を押し付けます



一枚一枚丁寧に型押しして、型から出した後に海に浮かぶ島々を一つ一つ掘り込みました。海外からこられた研修員の方が「自分の生まれた島がない」ということのないように、小さな島まで掘りながら島がこんなに多かったことを改めて認識しました。

その後、黄瀬戸の釉薬を施釉後焼成して完成ですが、一度では成功できず何度も調整を繰り返し、納品できたのは当初の納期を過ぎてしまっていました。

そんな苦労がこめられたタイルの地図です。JICA中部で一般公開している「なごや地球広場」の入り口にありますので、機会があれば一度ご覧になっていただければ幸いです。


エントランス 内壁

太平洋に浮かぶ島々

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