INAXライブミュージアム


ライブミュージアム日記

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2009年以前の記事は、ライブミュージアムでの日々の出来事やスタッフの想いを綴ったものです。

2006年9月以前の記事は、土・どろんこ館開設準備室による「どろんこ広場」として書かれたものです。


独自企画や地域との連携で、コンサートや講演会、ワークショップなど、さまざまなイベントを開催しているミュージアム。ライブ感あふれる活動をスタッフがご案内・ご報告します。

No.102 イタリアンマジョリカタイルの庭

2008/09/01

担当 後藤

今年6月、イタリアンマジョリカタイルを建築壁として使った事例に出会うことができました。



Santa Chiara教会庭園


イタリアは、現在欧州でのタイル生産量の約50%を占める世界でも有数のタイル生産国です。しかしながら、INAXライブミュージアム「世界のタイル博物館」のコレクションの中に、イタリアのコレクションは非常に少ないのです。コレクションを集めた山本さんに直接聞くことができない今となっては、この理由は、推測することしかできません。



イタリアの街でよく見かける看板としてのタイル使用例


私のこれまでの推測は、スペインで発展したマジョリカタイルが煉瓦と大理石を使った建築物が多いイタリアでは、建材としてではなく絵や文字を書くためだけの素材として発展したため、その量は少なく骨董市場やオークションにでてくることがあまりなかったのだろうというものでした。
ただ、この推測では、現在の大量の建材としてのタイルを使用するイタリアの文化が、いつ頃から発達したのかという疑問が残っていました。
しかし、今回 1742年に作られたナポリの教会(サンタ・キアーラ教会)の庭に装飾を目的とした建材としてのタイルが使用されている事例を見ることができ、石の文化といわれるイタリアでもタイルが絵や文字を書くためだけに使われたものではないことを確認することができました。 



ベンチの絵はそれぞれが別の絵で「風景」「神話」「お祭り」等が描かれています





柱は八角形の柱でした





使われている顔料の色は、白、黄、青、緑、茶、黒と6色ですが、それぞれに淡色、濃色などがある色もあり、詳しい色数は把握できませんでした


この後イタリアのタイル文化がどのように発展し世界のタイル産業をリードするまでになったのかを解明していきたいものです。

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