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ライブミュージアム日記

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2009年以前の記事は、ライブミュージアムでの日々の出来事やスタッフの想いを綴ったものです。

2006年9月以前の記事は、土・どろんこ館開設準備室による「どろんこ広場」として書かれたものです。


独自企画や地域との連携で、コンサートや講演会、ワークショップなど、さまざまなイベントを開催しているミュージアム。ライブ感あふれる活動をスタッフがご案内・ご報告します。

No.25 土のカウンセラー

2006/03/31

担当 立花

月に約60人。全国各地の陶芸作家が岐阜県瑞浪市の「カネ利陶料」を訪れ、3代目の岩島利幸さんに悩みを相談します。
やきもの作家は作品にオリジナリティーを出すため、形や土味(つちあじ)、釉薬や焼成にこだわります。その全てに影響する「土」に対するこだわりは特に深く、自分の作品に合った、市販ではないオリジナルの土を求め、人づてにやって来るのです。






自家製の「鉄粘土」を使ったテストピース

粘土に新素材を加えて作った岩島さんのやきもの作品



「須恵器のような質感の土を探している」「磁器の可能性を探っている。面白い磁器土はないか」……。
相談者の想いにじっくりと耳を傾け、持参した作品からその人の手癖や個性を感じ取り、会話のキャッチボールを通してどのような作品を作りたいかをくみ取ります。
若かりし頃は陶芸家を目指していた岩島さんの頭の中には、土の種類、色、焼成温度、鉄分などの成分量の違い、性質の違いなど、原料の知識が豊富に詰まった引出がいくつもあるそうです。可能性を探りながら原料・色素・粒子の配合を変え、彼らの希望に合った土を見つけ出すお手伝いをするのが自身の役目だと言います。





原料を混ぜる混練機

粘土の脱水機

一方で、「やきもの用の土だけを考えていては、廃業に追いやられる」と、岩島さんは危機感を募らせています。「焼くことで活きてくる土もあれば、焼くともったいない位きれいな土もある。土には不思議がいっぱいで、可能性は奥深い」「焼く・焼かないに関わらず、見たことのない土の表現方法を、『土・どろんこ館』で発見したい」と、熱い期待を寄せています。


開館まで約半年となりました。業界関係者や地元の皆様の関心が高まってきているのを、切々と感じています。




土・どろんこ館の工事現場より(2006/3/31)

kutaikouji.jpg

一階の躯体工事が始まりました

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