INAXライブミュージアム


ライブミュージアム日記

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2009年以前の記事は、ライブミュージアムでの日々の出来事やスタッフの想いを綴ったものです。

2006年9月以前の記事は、土・どろんこ館開設準備室による「どろんこ広場」として書かれたものです。


独自企画や地域との連携で、コンサートや講演会、ワークショップなど、さまざまなイベントを開催しているミュージアム。ライブ感あふれる活動をスタッフがご案内・ご報告します。

No.42 水晶採りの魅惑

2006/09/04

担当 竹多

皆さんは、水晶を持っていますか。一時、パワーストーンだというので元気をつけてもらえる宝石として話題になったこともありますが、いつの時代も人々を魅了してやみません。水晶は石英の俗称で、砂の主成分である二酸化珪素が外見的に結晶の形をもったもので、岩石の空隙(晶洞)のなかで熱水により結晶化したものです。六角柱状の無色透明で美しいものです。



ブラジル産の水晶


私にも、水晶にまつわる楽しい思い出があります。きっと誰もが少年時代に、一度は河原で拾った丸い石やきれいな砂を見て岩石や鉱物に興味を持ったに違いありません。そのなかでも水晶との出会いは相当なインパクトがあったと思います。中学生の頃、家の近くに切り通しになった道路があり、その中に白っぽい石英の小さな塊が一筋に連なっているところがありました。父親が「こういうところには水晶が出るんだ」と教えてくれて、その筋をいくつか掘っていくとちょっとした兆しがあり、ついに煙水晶が現れました。砂岩質の崖に小さな窪みの足場を作って、高い場所へも手を伸ばし、水晶を掘り出しました。まだ成長していないままで終った小さい無色透明の結晶がびっしり並んだものもあり、径が5cmくらいの太いずっしりとした煙水晶もありました。どれも自然の造形美に魅了されます。掘り尽くしたときには、数十個の水晶を手にしていました。よくもこんなに多くの水晶が採れたものだと、後年思い出すたびに不思議に思い、またいつかあの水晶を手にしたときの感激を味わいたいものだと思ったものです。そこは車専用の道なのですが、やはりひと目が気になり急傾斜の崖に這いつくばるスリルと、水晶を見つけるスリルを大いに楽しんだものです。また、硬度が7でガラスが切れるというのも記憶にあります。
10数年前にその場所を見に行った時にはもう姿かたちもなく、住宅地に変貌していました。最近の土産物のなかには、水晶を研磨したものが売られています。ひょっとしたら本当は無色のガラスかもしれませんが。人の手を加えられたことを告白するかのように、本物と比べるとシャープさに欠けて、魅力はゼロです。偏向レンズを使ったサングラスで見れば、本物の水晶なら回転させると明暗がでます。この水晶も土・どろんこ館の或る場所に展示を予定しています。是非見にきてください。



さまざまな鉱物の結晶

土・どろんこ館の建築現場から

足場も取れ、全容が明らかになるとともに、ディテールにも魅力的な部分が
目に飛び込んできます。そんなアップの写真をお届けします。




南側から見た土・どろんこ館の外観




日干しれんがを積んだロフトに通じる壁面




左官仕上の「常滑大壁」




愛らしい小粒のタイルが踊るトイレの壁面

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