INAXライブミュージアム


ライブミュージアム日記

«  2006年06月  »
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

RSS

2009年以前の記事は、ライブミュージアムでの日々の出来事やスタッフの想いを綴ったものです。

2006年9月以前の記事は、土・どろんこ館開設準備室による「どろんこ広場」として書かれたものです。


独自企画や地域との連携で、コンサートや講演会、ワークショップなど、さまざまなイベントを開催しているミュージアム。ライブ感あふれる活動をスタッフがご案内・ご報告します。

No.33 土と戯れた頃

2006/06/04

担当 竹多

泥んこになって遊んだ経験や、これからどろんこと戯れてみたいという願望はありませんが、少年の頃には、トンネル掘りをして遊んだことはあります。我が家では、家庭菜園が中心の庭の利用でしたが、その間に少しばかりのスペースがあり、そこにトンネルを掘るのに夢中になっていました。小学校高学年の頃だったと思います。普通、トンネル掘りというと、砂場で小山にした部分に手やスコップで穴を開けていくのが相場ですが、高学年になると、そんな遊び方では物足りなくて、固い地面に穴を開けるのが楽しみでした。庭は雨が降ると水が溜まり、そのうちに蒸発していき、掘り返した土もいつしか層をなしているのに気付きました。表面の細かい砂利を手で払うときめの細かい粘土層が現れてでしっかりしているのです。トンネルは普通の山トンネルではなく、地底トンネルです。砂場の砂と違って、固くしっかり詰まった地面の下なので、スコップでそぎ取るように土を掘り出します。経験を積んだ頃には、人がその上を歩いても崩れないようなトンネルを作りました。庭のあちこちにトンネルを掘って、その堅牢さに満足していたのですが、やがて、より長いトンネルを作ることが新たな目標になります。最大の長さは腕の長さで決まってしまいます。地面に這いつくばって、思い切り上腕まで差し入れて掘れるのが限度です。トンネル掘りへの執着が終ったのはこの限界に出会ったときでした。



地下トンネル(再現)


先日土・どろんこ館の室内に使う日干しれんがつくりのワークショップが開催されました。小雨交じりの絶悪のコンディションでしたが、それでも粘土を藁と混ぜて脚で踏みつけている人たちの中に、無心に没頭しながら子どものような笑みを浮かべている若い女性が印象的でした。きっと子どもの頃の土と戯れて楽しかった思い出が去来したのかもしれません。



粘土を藁と混ぜて脚で練る


「土・どろんこ館の建設現場から」

〜版築の大壁が姿を現す〜




駐車場から見上げた二重の版築の大壁(2006.6.1)


最近の投稿一覧

ページの先頭へ

LIXIL Link to Good Living

Copyright © LIXIL Corporation. All rights reserved.