INAXライブミュージアム


ライブミュージアム日記

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2009年以前の記事は、ライブミュージアムでの日々の出来事やスタッフの想いを綴ったものです。

2006年9月以前の記事は、土・どろんこ館開設準備室による「どろんこ広場」として書かれたものです。


独自企画や地域との連携で、コンサートや講演会、ワークショップなど、さまざまなイベントを開催しているミュージアム。ライブ感あふれる活動をスタッフがご案内・ご報告します。

No.51世界最大?の光るどろ玉

2006/11/21

担当 辻

ものつくり大学の学生達がやってきた。研修でライブミュージアムを選んだとか。5・6月に開催した「日干しレンガを作ろう」ワークショップに埼玉から自主参加したメンバーだ。土に魅せられ、ごくごく自然な成り行きで常滑に納まった、そんな感じの研修生であった。名前を北河原良太、木村敏樹という。光るどろ団子づくりの名人達である。人呼んで「だんご兄弟」、あるいは自称「美団子(びだんしと読む)」。大きな意味はないが、世界にも類例のない大きな光るどろだんごを作ることをテーマとした。1ヶ月ちょっとであろうか、直径54センチ、重さ40キロ超の光る土の塊ができた。光るどろ玉は完成し、美団子(びだんし)達は静かに常滑を去ったのであった。



世界最大?のどろ玉


今やこのどろ玉は、土・どろんこ館の主のように中心に居座っている。最初から居場所がきまっていたような態度でもある。常滑の朱泥粘土の赤は、団子となって燃えるような表情になった。
このどろ玉は、手のひらサイズのどろだんごとは基本的に異なっている。真空の球形のやきものにどろを塗って、それを磨いて光らせたもの。土の厚さ約2センチ、磨きの工程は、彼らの師匠榎本新吉さんのやり方と同じである。実は、芯玉の焼き物が特徴的で、常滑ならではの「よりこ作り」で作られた。よりこ作りとは、棒状にした粘土を「よる」ように積み上げていくやり方で、古くは1000年前から甕(かめ)や壷を作った手法である。



よりこで甕を作っている八木孝幸氏


写真は、この球形をよりこで作った八木孝幸氏(名古屋ドームで実演中)で、常滑でもほとんどいない若手のよりこ作りの名手である。彼があってこそ、可能になった。地元中日新聞でも大きく取り上げられ、中山記者によって、どろだんごならぬ「どろ玉」と名づけられた。これからはビッグサイズのどろ玉が1ジャンルとして確立されるのであろうか。美団子を超える美男子が現れるのだろうか。世界のどろだんごファンとしては気になるところである。
 
土・どろんこ館の壁は、時に光の具合で、黄金色に輝く。土の壁は光を吸収しながら、微妙に光を反射させる。土ならではのやわらかい光で、朝日、夕日に異なった光を見せる。磨いた壁ではないが、この光もいいものである。



黄金に輝く土・どろんこ館と飛行機雲


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