INAXライブミュージアム


ライブミュージアム日記

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2009年以前の記事は、ライブミュージアムでの日々の出来事やスタッフの想いを綴ったものです。

2006年9月以前の記事は、土・どろんこ館開設準備室による「どろんこ広場」として書かれたものです。


独自企画や地域との連携で、コンサートや講演会、ワークショップなど、さまざまなイベントを開催しているミュージアム。ライブ感あふれる活動をスタッフがご案内・ご報告します。

No.41 ドイツ人、土の現場にあらわれる!

2006/08/17

担当 辻

現場に突如としてヘルメットをかぶったドイツ人があらわれたのは、いつごろだろうか。8月初めごろだったろうか。いつもニコニコして、左官の久住有生(なおき)氏のまわりで話を聞いているようだった。久住氏は彼に「ザイリョウ、ザイリョウ」などと大声で説明している。指先を回しながら「マゼル、マゼル」とも説明する。ドイツ人は英語がしゃべれないらしい。
彼の名はダニエル、彼は常滑に1ヶ月滞在していく予定だそうだ。職業はインテリアデザイナー、ドイツでも土を使った仕上げを行なっており、勉強に来たとか。土に大変な関心を持っている。こんなことがわかったのも、彼はフランス語ができ、たまたま東大の建築学生が現場に手伝いに来ていて、彼女がフランス語ができたからだ。彼女がいなくなってからは、ほとんどコミュニケーションがとれない。食事に誘ったが、辞書を取り出してごそごそしている。2-3分してから「イタダキマス」という。テーブルの上の魚貝類を見て、ごそごそ辞書を引いて「カイ」という。箸の使い方はなぜかうまかったが、それ以上会話にならなかった。
久住さんがグルノーブルで行なわれた土のシンポジューム会場で知り合ったらしい。土の建築に詳しい人に聞いたら、グルノーブルの周辺にはすばらしい土の住宅があるとのことで、そんなヨーロッパ人があらわれるのもさもありなんとのことだった。土は世界の共通言語、これからもいろいろな海外の人があらわれるのが楽しみでもある。




不思議な訪問者ダニエル>



屋根に葺かれはじめた瓦>



外部大階段に使われる穴あきタイル・穴に詰めているのは廃棄タイルを粉砕したシャモット・シャモット舗装と張りあわせになる>


左官職人の極致の技。極限の集中力で仕上げる。ダニエルも感動した常滑大壁>

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