建築とデザインとその周辺をめぐる巡回企画展



展覧会案内

科学開講!京大コレクションにみる教育事始 展<br>Science Courses Begin! Early Science Education as Seen in the Kyoto University Collection

科学開講!京大コレクションにみる教育事始 展
Science Courses Begin! Early Science Education as Seen in the Kyoto University Collection

Science Courses Begin! Early Science Education as Seen in the Kyoto University Collection


幕末から明治における日本は、貪欲なまでの熱意で近代科学を学ぼうとしていた時期でした。西洋から伝わった未知の知識・思想は、若者たちにどのように伝えられたのでしょうか。本展では、科学教育の黎明期を、京都大学の前身である旧制第三高等学校で使用された実験道具や標本などのコレクションを通してひも解きます。

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ギャラリー1(東京): 2015年3月5日(木)〜5月23日(土) 休館日:水曜日、4/29、5/6□10:00〜18:00 □入場無料
ギャラリー大阪: 2014年12月5日(金)〜2015年2月17日(火) 休館日:水曜日(2/11は開館)、12/30〜1/4□10:00〜17:00 □入場無料


展示品 リスト BOOKLET
講演会「実験道具から探る、明治の科学教育」(大阪)
講演会「京大技術史コレクションが語る、科学技術のいまむかし」(東京)
展示会概要
科学開講 京大コレクションにみる教育事始

化学天秤 1895年(明治28) 467×235×508

科学開講 京大コレクションにみる教育事始

ミツバチ模型 320×160×220

科学開講 京大コレクションにみる教育事始

受精卵模型 605×105×195

科学開講 京大コレクションにみる教育事始

掛図/ワムシ解剖図 1100×790




所蔵:すべて京都大学総合博物館
撮影:すべて益永研司
*画像をご使用の方はLIXILギャラリーまでお問合せ下さい。


近代科学が開花する
実験と観察が伝える学びのかたち



京都大学の前身である旧制第三高等学校(以下、三高/1894年発足)は、1869年に化学と物理の学校として大阪に開講した舎密局(せいみきょく)を始まりとしており、科学教育に力を注いでいました。当時のエリート学生は、実験によって物理を体感し、精緻な標本や模型で生命を理解し、掛図を教科書の補助として学んでいたといいます。科学という新しい概念を体験するため、高価な機材が多数ヨーロッパから買い集められ、やがて日本でも新たに作られるようになり、それらを用いて日本の近代化を推進する人材を育成していたのです。
京都大学総合博物館には、これら日本の近代科学の始まりを物語る貴重な資料が数多く残されています。
会場では、三高で使われていた物理実験機器や生物標本、教育掛図など約100点を展示します。今では見慣れない実験機器は、一体どんな原理・原則を調べる道具だったのか、想像をかきたてます。一方、拡大して内部構造を明らかにする生物標本の数々は、身近な生物の中にも驚きや発見が多いことを教えてくれます。 また当時の最高技術を駆使して製作された機器の機能美や標本の精巧美にもご注目ください。
優れた教材の数々から、時代の最先端に近づこうとした質の高い教育を今に伝えるとともに、科学開講の瞬間を追体験していただければと思います。

見どころ

@物理実験道具
物理の実験道具は「力学」「音響学」「光学」「熱学」「電磁気学」のセクションに分けご覧いただきます。 主な展示として「電磁気学」からは、ウィムズハーストが1800年に開発した誘導起電機をご覧いただきます。この装置は高電圧を簡単に発生させることのできる機器として当時の学校教育現場に広く普及しました。「力学」からは、物体の角度や角速度を測るジャイロスコープや真空および大気圧を示す実験に使うマグデブルクの半球などの機器のほか、化学分析に不可欠であった化学天秤を展示します。この製品は日本で最初に天秤を作った守谷製衡所(守谷定吉)のもので、国内での製造が難しかった頃の貴重な資料です。細部の精巧さから職人の高度な技術をうかがい知ることができます。「光学」からは、ニュートンの実験を再現する教材として、光の再合成器を紹介します。太陽光をプリズムで屈折させ7色に分解し、角度を調節した7つの鏡で反射させ白色に戻すという光のスペクトル実験は、光を理解するのに重要でした。
 
A生物標本
生物標本の分野からは、自然界の生物や現象を研究する際に使われた「ミツバチの模型」、「カイコの模型」「カタツムリの模型」などを展示します。本来は解剖しないと見られない内部まで詳細に、しかも拡大した状態で観察できる標本は、教材として大きな役割を果たしました。また、両生類の受精卵・細胞分裂模型は、発生の仕組みの不思議さを真実に迫る迫力で伝えます。さらに、当時から世界的に有名であったドイツの標本商、クランツ商会から買い集められた岩石や鉱物標本もご覧いただけます。これらの標本の数々は、観察や研究には欠かせない資料として活躍しました。

B教育掛図
教育掛図は教科書の副教材として、絵で教え学ぶ役割がありました。数ある掛図の中から、今回は実物を4点、映像で15点を紹介します。古生物図や周期律表、解剖図といった理系分野の掛図をご披露します。石版印刷ならではの独特な色合いと、詳細に描き込まれた細部にまで眼を凝らしてご覧いただけます。

展示にあたり、関係の皆様には多大なるご協力を賜りました。この場をかりて厚くお礼申し上げます。



[企 画]
LIXILギャラリー企画委員会
[主 催]
株式会社LIXIL
[共 催]
京都大学総合博物館
[協 力]
大阪市立科学館

BOOKLET
科学開講 京大コレクションにみる教育事始
『科学開講 京大コレクションにみる教育事始』

2014年12月15日発売予定
本文76ページ
定価:1800円(税別)  LIXIL出版
会場風景
科学開講 京大コレクションにみる教育事始
科学開講 京大コレクションにみる教育事始

科学開講 京大コレクションにみる教育事始
科学開講 京大コレクションにみる教育事始

2014年 大阪会場写真





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