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紋織窓掛「草花文様」 原画:神坂雪佳1904(明治37)年
W1455×H3846
綴織壁掛原画「藤花に水鳥」 久保田米僊 1887(明治20)年
久保田米僊の直筆で、川島織物の綴織壁掛のルーツとも言える作品。
セントルイス万博「若冲の間」再現模型
若冲の間の完成予想図となる室内図(内装図面・天井図・窓掛図)を描いた絹本着色の巻子をもとに制作
した模型。
写真提供及び所蔵すべて:川島織物セルコン織物文化館
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経糸(たていと)と緯糸(よこいと)でさまざまな世界を描き出す織物。
川島織物の創業は1843年(天保14年)、京都・六角室町で呉服悉皆(しっかい)業を開業したことに始まります。
この時代は、明治期に押し寄せた近代化と西洋化の波により伝統産業にも変化が求められ、川島織物も呉服商から織物貿易へと事業を拡張するなどしていました。その中でも二代甚兵衞が先んじて取り組んだのが織物による空間づくりでした。
本展では、主に衣服に用いられてきた染織品を、空間を彩る室内装飾に発展させた川島織物の二代目当主、川島甚兵衞(1853〜1910)が手がけた多くの仕事をとおして、川島織物の美と技を35点の実資料とその他模型や写真などの関連資料からひも解きます。
展示では、まず、二代甚兵衞が手がけた国内初の企業博物館「織物参考館」(1889年)の模型と実物大レプリカをご覧いただきます。シルクスクリーンで再現した織物の壁張作品「光琳四季草花」の、大胆に図案化された花や草木の美しさと空間の迫力を体感いただきます。
また、二代甚兵衞が創設した考案部の仕事より、一流の画家らが描いた原画類を間近でご覧ください。二代甚兵衞は西陣織の伝統をもとに綴織技法を発展させ、本格的な「美術織物」の製織を開始します。図案が大きなポイントとなる美術織物の製織において、図案製作を担当する考案部は必要不可欠な部門でした。
さらには、海外を視野においた業績として、セントルイス万博やパリ万博、日英博覧会、ハーグ平和宮殿(オランダ)などに出展した、綴織や紋織による試織や原画類、空間を彩る調度品の図案など、往時の空間を彷彿とさせる資料が登場します。日本の織の精緻さと風合い、色彩の美しさをご堪能ください。
展示にあたり、川島織物セルコン織物文化館をはじめ関係の皆様には多大なるご協力を賜りました。この場をかりて厚くお礼申し上げます。
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