建築・美術展 GALLERY 2




展覧会案内

大西伸明 展 ― 無明の輪郭 ―

大西伸明 展 ― 無明の輪郭 ―

2008年3月3日(月)〜3月29日(土)

■ 休館日
日祝日
■ 開館時間
10:00〜18:00
■ 観覧料
無料

アーティスト・トーク 2008年3月3日(月) 18:00〜19:00 ※日程が変更いたしました。

アートニュース

PHOTO(上): installation View ノマルエディション(大阪)2007 courtesy nomart editions
PHOTO(下): yushitessen サイズ:2.5×39×39cm 素材:ウレタン樹脂・アクリル絵の具 制作年2006 撮影:豊浦英明(Hideaki Toyoura)

プレスリリースpdf_icon_s.gif ※ご覧いただくにはAdobe Reader が必要です。



展示会概要
大西伸明(Onishi Nobuaki)さんは1972年生まれの34歳、これまで関西を中心に制作・発表をしてきました。その作風には定評があります。
大西さんは日常に存在するモノや動植物を模り、樹脂で等身大に再現します。特徴は、一見して本物かと見紛うばかりに着彩する技術です。
「脚立」は表面だけしか描かれていません。近づいて見ると、一部分着色していないところがあり、透明な樹脂の肌が見えています。表面だけしかない「脚立」は実物の鉄製の脚立に比べ、薄く、細く、わずかに歪みが生じていて、私たちの認識している脚立とは異なる存在感を持っていることに気づきます。
思わぬ肩透かしを食った、間抜けで不覚な瞬間に、確かに見えたと思っていたものが、見えていなかった幾多の体験を思い出して、微苦笑とともに、私たちが故ない思い込みで過ごしていることを、突きつけられ粛然としてしまいます。見る者に、ほど良い脱力感とギクリとチクリの視覚のつぶてを投げかけながら、リアルとは、フェイクとは、と問いかけてきます。

大西伸明
大西伸明 大西伸明

大西さんはこうした作品の来歴について、あるエピソードを話しています。母親が歯科医院にいたにもかかわらず、同じ時間に離れた実家を出入りする姿を近所の人々が見たと言うものです。この現象から、向き合って話している時よりも、イメージとしての母親の方が真実に近いのではないかと考えます。
当初、大西さんのモチーフは卓上に置ける小さなものから始まりました。コーラの瓶、赤鉛筆、電球など、ありふれた日用品ですが、そんな「クダラナイもの」が大西の独自の鋭い視線に切り取られ、模られ、着彩されると、この世にひとつしかない不思議な存在感で輝き出し、「かけがえないもの」へと変貌します。
2007年の始め、樹木や波消ブロック、蝶といった、これまでにはなかった大きなモチーフで制作を行いました。壁から床へと大きな冬枯れの木立が幾本も倒立して立ち塞がり、数百羽の蝶が壁にとまっている光景はドラマティックで、見る者がリアルとフェイクのエッジの上にまさに立たされたように体感できる作品でした。  今展は東京での初個展となります。
大西伸明 大西伸明
大西伸明 大西伸明

Photo:INAXギャラリー会場 展示作品:iwa,doramukan,ki,isu,kasa,kyatatsu,kawa tebukuro,ropu,eda
素材:エキボシ樹脂 ウレタン樹脂 FRP アクリル絵の具

作家略歴
1972 岡山県生まれ
1998 京都市立芸術大学大学院版画専攻修了
2004 京都府美術工芸新鋭選抜展・最優秀賞、アートコートフロンティア・アートコートギャラリー(大阪)、境界面(大西伸明・吉岡俊直・中村桂子[生命誌])spaceB(京都) 、ISPA Japan 京都会議 Power of printing ・京都文化博物館
■ 展覧会
2006 個展・国際芸術センター青森
2007 個展・ノマル・プロジェクトスペース cube&loft(大阪)、個展・Ain Soph Dispatch(愛知)、 版という距離・京都芸術センター(京都)、あおもり国際版画トリエンナーレ・あすなろ賞、個展・studioJ(大阪)
2004年より伊藤存・中瀬由央とともにフィッシングダイアリーとして活動中

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