建築・美術展 GALLERY 2




展覧会案内

INAXギャラリー特別企画展10days セレクション<br>- 予兆のかたち 8 -<br> 成清美朝 展

INAXギャラリー特別企画展10days セレクション
- 予兆のかたち 8 -
 成清美朝 展

2006年8月1日(火)〜8月11日(金)

■ 休館日
日祝日
■ 開館時間
10:00〜18:00
■ 観覧料
無料

アーティスト・トーク(終了しています)

8月1日(火) 18:00〜19:00

アートニュース



展示会概要


成清美朝(なりきよ みさ)さんは泰西名画をモノトーンのパステル画で模写したように描きます。ただしパステルで描くのは線や点でなく昆虫の蟻です。大きさ5?ほどの何十万という蟻の大群が、ボッティチェルリのビーナス誕生や、ミケランジェロの聖家族、スルバランの卓上静物画をかたちづくっています。端正で華麗な模写だと思って近づくと、たちまち夥しい蟻の群れに気づきます。ビッチリと隙間なく蠢くものへの全身が泡立つような感覚。瞬時に名画への想いは雲散し、もじりか、本歌とりか、策略かと意図を考える前に、思わず笑ってしまい、名画はぐっと身近に思えてきます。さまざまな線描が蟻の這った跡だったという小粋なユーモア。作家自身が蟻となってなぞっていく根気と情熱。おおらかなエネルギーを感じさせます。
今展の新作では、鎌倉時代の「九相詩絵巻」の1点がモチーフに選ばれます。死んで肉体が滅び、土に返って行く様を九場面に分けて描いたもので、犬や鳥に齧られる残酷さ、腐敗ガスで膨らみ、白骨化する惨たらしさがリアルなテーマです。蟻で描かれた成清さんの九相詩は、一瞬死というテーマと蠢く蟻への嫌悪感の二つの重さを感じさせますが、蟻の退場によってすべてが砂を払うように終ってしまう無常とすがすがしさを感じさせるユニークな作品です。
INAXギャラリー特別企画展10days セレクション- 予兆のかたち 8 - 成清美朝 展
INAXギャラリー特別企画展10days セレクション- 予兆のかたち 8 - 成清美朝 展
INAXギャラリー特別企画展10days セレクション- 予兆のかたち 8 - 成清美朝 展
INAXギャラリー特別企画展10days セレクション- 予兆のかたち 8 - 成清美朝 展
作家略歴
1975 福岡県生まれ
1998 九州産業大学芸術学部美術学科絵画専攻卒業
1999 九州産業大学芸術学部美術学科研究生修了
2003 東京芸術大学大学院美術研究科造形学美術教育専攻 修了
2004 東京芸術大学大学院美術研究科造形学美術教育博士後期課程退学、
東京芸術大学大学院美術研究科美術教育研究室教育研究助手
東京芸術大学 東京成徳短期大学 非常勤講師
1998 九州産業大学卒業制作展<買上賞><ブロンズ賞>
「Connections」展(ペンシルバニア大学 アメリカ)
全国大学版画展(町田市立国際版画美術館)<買上賞>
1999 個展(アートスペース獏 福岡) 東京芸術大学 学内奨学金<安宅賞>
2000 個展「ANTS」(アルファ表参道 東京)
2001 東京芸術大学修了制作展<サロン・ド・プランタン賞> <杜の会特別賞>
2002 第32回瑠玻展(福岡市立美術館)<鶴甫賞> 個展(フタバ画廊 東京)   
2003 カフェ・イン・水戸2004」(水戸芸術館) 
ジョール国際アーティストシンポジウム(ジョール市立美術館 ハンガリー)
2004 19回アジア国際美術展(福岡アジア美術館 他) 個展(フタバ画廊 東京)
「Sの心象評論 vol.5 gallery Review 作家展」(アートスペース羅針盤 東京)
2005 [Aランチ」(AXIS GALLERY ANNEX 東京)
■ パブリックコレクション
九州産業大学 町田市立国際版画美術館 
ジョール市立美術館(ハンガリー)

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