やきもの展 GALLERY3




展覧会案内

現代陶芸の思想  講座  全5回<br> 講師:森孝一

現代陶芸の思想 講座 全5回
講師:森孝一

6月19日(金)の講座レポートを掲載中!

2015年4月10日(金)、5月15日(金)、6月19日(金)、
7月10日(金)、7月24日(金)
※終了しています

■開催時間
18:30〜19:30
■参加料
無料
■定員
各回30名、要予約

現代陶芸の思想 講座
受付終了しました

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講座概要
当ギャラリーのやきもの展のアドバイザーを務める森孝一氏(美術評論家・日本陶磁協会常任理事)を講師に迎え、「現代陶芸の思想」をテーマとした全5回の講座を開催します。本講座では、森孝一氏が現在活躍中の陶芸作家を毎月1名取り上げ、分かりやすく解説を行います。この講座を通して、現代陶芸の今日的な状況を理解し、作品を鑑賞する上で新たな感動を得る機会を提供します。


講師   森孝一氏について
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森孝一       Mori   Kouichi
1951年 名古屋生まれ。 公益社団法人 日本陶磁協会常任理事、都留文科大学非常勤講師。雑誌『陶説』を編集のかたわら、美術評論家、エッセイストとして活躍。編著に『陶芸家になるには』(ぺりかん社)、『文士と骨董』(講談社)、『青山二郎の素顔』(里文出版)、『器の手帖』(宝島社)。2014年よりLIXILギャラリーやきもの展アドバイザー。

写真:撮影 渡邊修


「現代陶芸の思想」について

かつて、やきものはモノを入れる器≠ナした。その時代には、土味や焼味といった素材感や、使うという行為から生まれた用の美≠ェ論じられてきました。 それが、表現としての陶芸となってからは、技術論・造形論がさかんに論じられるようになりましたが、それは専ら陶≠フ部分のことであって芸≠フ本質について論じられることは極めて少なかったような気がします。 芸術という大海の中においては、やきものも彫刻も絵画も、その本質は皆一つです。今回の「現代陶芸の思想」とは、その作家の思想ではなく、創作の根底にある本質、すなわちやきものの思想≠フことです。 陶芸の枠を超えて地球規模の造形思想を模索する秋山陽氏、土自身がもっている力≠見つけ形に表現する小川待子氏、土原形にこだわりながら純粋造形作品をやきものとして創作する深見陶治氏、「作りたい作品を作る」という自身の内発的欲求を貫き独自の世界を創造した三輪休雪氏、長次郎茶碗がもつ 虚の空間≠ニ対峙し独自の焼貫技法を創出した十五代樂吉左衞門氏、この五人の作家の作品を通して、その創作の根底にある本質、すなわちやきものの思想≠ノついてお話しいたします。
(森孝一)


現代陶芸の思想 講座 全5回 開催日程

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2015年4月10日(金)      秋山陽      Akiyama   Yo
1953年下関市生まれ。1978年京都市立芸術大学陶磁器専攻科修了。1997年度日本陶磁協会賞。2010年第17回MOA岡田茂吉賞工芸部門大賞。2011年第32回毎日芸術賞。高火度焼成によって、土の内部に潜むエネルギーを表現する造形作家。

「Metavoid 21」  25.0×157.0×68.0 cm   2013年  陶  
撮影:豊永政史   協力:アートコートギャラリー


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2015年5月15日(金)      小川待子      Ogawa   Machiko
1946年札幌市生まれ。1969年東京藝術大学工芸科卒業後、パリ工芸学校、西アフリカ各地で陶芸を学ぶ。2000年度日本陶磁協会賞。2008年第58回芸術選奨文部科学大臣賞。器でありながら用の機能に捉われない、自由で根源的な作品に挑戦。

2011-TO-9 [Untitled]   54.0×62.0×24.0cm    2011年   磁土、フリット釉   撮影:飯田安国

5月15日レポートpdf_icon_s.gif
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2015年6月19日(金)      深見陶治       Fukami    Sueharu
1947年京都市生まれ。1985年「ファエンツァ国際陶芸展」グランプリ。1991年度日本陶磁協会賞、2011年度金賞。1992年MOA岡田茂吉賞工芸部門優秀賞。1995年毎日芸術賞。圧力泥漿鋳込みによる青白磁の純粋造形作品で世界的に知られる。

「屹」     高 198.0cm     2012年     撮影:谷山真一郎







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2015年7月10日(金)      十二代 三輪休雪       Miwai    Kyusetsu ]U
1940年萩市生まれ。本名は龍作。1967年東京藝術大学陶芸科大学院修了。1988年度日本陶磁協会賞、2010年度金賞。2003年12代三輪休雪襲名。愛(エロス)と死(タナトス)をテーマに、自己の内的世界を陶芸で表現する不屈の作家。

龍人伝説「蓮華母」   高106.0   幅118.0  奥行63.0cm    2004〜2010年
撮影:田中学而   所蔵:山口県立萩美術館・浦上記念館



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2015年7月24日(金)      十五代 樂吉左衞門       Raku    Kichizaemon ]U
1949年京都市生まれ。1973年東京藝術大学彫刻科卒業後、イタリア留学。1981年15代樂吉左衞門襲名。1986年度日本陶磁協会賞、1992年度金賞。1993年MOA岡田茂吉賞優秀賞、2006年大賞。1998年毎日芸術賞。樂家の伝統を守りつつ斬新な現代造形に挑戦する。

焼貫黒樂茶碗    銘「紅雨」    高11.0   口径13.5-12.5    高台径7.0-5.5 cm    1999年    撮影:畠山崇