やきもの展 GALLERY3




展覧会案内

加藤ひろみ 展 ― 陶 繭の森 ―

加藤ひろみ 展 ― 陶 繭の森 ―

2005年12月6日(火)〜12月26日(月)

■ 休館日
12月7、21日(水)
■ 開館時間
10:00〜18:00
■ 観覧料
無料

アーティスト・トーク(終了しています)

12月6日(火)18:30〜19:30

photo:INAXガレリアセラミカ会場写真




加藤ひろみ(Kato Hiromi)さんの作品は、カラフルな細い土紐を透けたかごに仕立てるように、幾層にも重ねてかたちづくる陶のオブジェです。
1点の大きさは40cm四方。モチーフは、森に隠れている植物やキノコのイメージだそうですが、小さなキノコがポコポコと増殖する様子や、アメーバが縦横に触手を伸ばしていくような有機的なフォルムが特徴です。
また、釉薬を土に練りこんだ色土のパステルグリーンやレモンイエロー、ペールブルーが爽やかです。さらに網目の間には、象嵌技法で細やかな色土も仕込まれてイタリアの大理石の模様のような複雑な表情を見せます。
陶でありながら、優しい色彩と透過する網目によって、風が吹き抜けるような軽やかな印象の作品です。
加藤さんは今年美大を卒業したばかりで、今展が初めての展覧会開催となります。当初、陶芸ではなく環境デザインへ進むことも考えていた加藤さんは、倉俣士朗の家具デザインに刺激され、陶の制作の課程でも空間を意識することが多いと話します。土と対話するように掌で包み込んでつくり上げる作品がある一方で、土を細く薄く伸ばして貼り合わせていく加藤さんの作品は、空気を包み込んで風船のように膨らみ、中空へ触手を伸ばしながら、空間と同一化しようとしているようにも感じられます。
また、装飾や文様にも興味を持ち、大学では象嵌による模様づけの仕事を数多くした後に、かたちと模様を一体化させたいとして現在のかたちが生まれています。
生命力を感じさせるフォルムですが、端正な型技法の積み重ねでできています。
1982 愛知県生まれ
2005 京都市立芸術大学美術学部工芸科陶磁器専攻卒業
グループ展
2004 くらふと・ギャラリー「集」/京都

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