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LIXIL ブックギャラリー 新刊案内 6
「建築する動物」

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 動物や昆虫は、人間のように思考し計算しつくして造るわけではない。ただ彼らの本能の導くままに建築するのであろう。
 その建築物は彼らの家=巣ということになるが、人間の造るもの以上に精巧で、美しく、彼らの目的にかない、機能的で、なおかつ安全なのである。ここに、人間の力では計り知ることのできない自然の驚異と力を感じ取らずにはいられない(もちろん、人間の知性も思考も自然によって、本能としてプログラミングされていると解釈することはできるが)。

 本書は、鳥、昆虫、哺乳類、サンゴ、貝などの「作品」を、インゴ・アルントの美しい写真によって紹介している。アルントはナショナルジオグラフィック誌などで活躍する自然写真家である。彼の現場の野外で撮影された写真とともに、暗幕を背景としてスタジオで撮影された動物たちの建築物の写真が掲載されている。この黒一色の背景が、彼らの建築物の美しさをよりいっそう引き立て、見る側の視覚に迫ってくる。1ページめくる毎に、自然の造形美に驚きの声を上げ圧倒されること請け合いである。



「建築する動物」/インゴ・アルント写真/ユルゲン・タウツ文/川岸史翻訳/160ページ/スペースシャワーネットワーク/¥2,800+税

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