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「窓と建築の格言学」

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 「建築」は、とりたてて意識することもないほど身近に数多くある。私達の住んでいる家やビル、学校や駅などの公共施設、ホテルやホールなど、なくてはならない存在だ。にもかかわらず、「建築の思想」となると、敷居は突然に高くなってしまう。その存在の近さと、思想との距離。その溝を埋めることができない一般人は、建築家がもっと簡単な言葉で語ってくれたら思想についても理解できるのではないか、と思わずにいられない。

 そんな門外漢の要望に答えるような書が「窓と建築の格言学」である。国内外の著名建築家が、窓と建築について語った言葉を格言として紹介している。編集は東北大学の五十嵐太郎研究室。本を開くと右ページに格言、左ページにその言葉を語った建築家と思想、その言説に至った背景が解説され、その言葉が語られた書籍も紹介されている。蒐集した格言は117。これらが「建築の思想」「文化としての窓」「内外の調整としての窓」「機能としての窓」という4つの章で分類されている。

 全ての言葉がシンプルというわけでも、分かりやすいというわけでもない。だが、アフォリズム(格言)として紹介しているだけあって、一つひとつの言葉に含蓄があって、ある種の感慨をもたらす。
 例えば、

 ル・コルビュジェ「住宅は住むための機械である」
 藤森照信「善も悪も、ようするに人間の内にあるものすべてを引き出して際立たせるのが窓なのである」など。

 解説は本書を是非手にとって読んでいただきたい。
 建築家のシンプルな言葉によって、建築とその思想の溝が埋まって私たちの心に近づいてくる。
 多くの建築家が紹介されており、これから建築を学ぼうとする人にも、また専門家の熟読にも応える書籍である。


「窓と建築の格言学」 フィルムアート社/256ページ/¥1,600+税

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