ブックフェア情報

東京・LIXILギャラリー1での展覧会開催会期中に、 企画展関連書を集めたブックフェアを行っております。 「品切れ」以外の書籍はフェア期間中に限り、ブックギャラリー 店頭でお求めいただけます (地方発送は致しかねます)

読む知性 2017年10月1日(日)〜11月30日(木)※終了しています

「読む知性」


私たちが求めてやまないもの

オリジナルブックフェア

ブックフェア情報

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 どんな娯楽に打ち興じても、遊び狂っても、いかなる気晴らしをしたとしても、結局、人間は知性を求める生き物ではないでしょうか。
 考え続ける、私たちのために。


日本史を精神分析する/岸田秀・柳澤健/亜紀書房>
 本書の著者である岸田秀氏は、「人間は本能が壊れた動物であり、本能ではなく幻想や物語にしたがって行動する」と主張した心理学者、精神分析家です。
 この視点から、彼は日本という国がどのような幻想や物語を生み出し、歴史を作って来たのか、聞き手の柳澤健氏と共に丁寧に解き明かします。そして日本が今なぜこのような状況にあるのか、対米国、対中国、対韓国との関係はなぜこのようにこじれているのか、溜飲の下がる1つの回答を示してくれます。


暇と退屈の倫理学/國分功一郎/朝日出版社
 現代は、あふれんばかりの娯楽と刺激に満ち満ちています。しかも、それらは私たちを決して飽きさせないように、新しく次々と私たちの前に現れ、私たちに気晴らしをするよう誘ってきます。
 しかしそれにも関わらず、私たちはその娯楽にも忙しさにも、虚しさを感じ退屈せずにはいられない。それはどうしてなのでしょう?
 深い人間観察と社会分析、哲学者の思想に基づきながら、暇と退屈について考察しています。2011年に出版された書籍ですが、今正に私たちが最も必要としている思考ではないでしょうか。


中動態の世界 意志と責任の考古学/國分功一郎/医学書院
 1つの行為について、私たちは、する(能動態)か、される(受動態)という態しか意識しません。しかし、そのどちらでもない状態が本当はあるのです。そのような状態を表す言葉を「中動態」として、著者は本書で示します。
 「中動態」とは何なのか、それを説明するために、著者はギリシア語、ラテン語、言語学、哲学、文学、ありとあらゆる分野からアプローチし、緻密な調査研究の結果を何重にも積み重ねていきます。その真摯な思索の軌跡が本書であるといえます。
 この「中動態」という概念を新たな視点として理解することは、あらゆる場面で意志と責任を問う、現代社会問題の1つの解決策となるかもしれません。


 手に取りやすい書籍から、多少専門的な書籍まで100冊程の本をセレクトしています。
 順次紹介してまいりますので、どうぞお楽しみに。

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