ブックフェア情報

東京・LIXILギャラリー1での展覧会開催会期中に、 企画展関連書を集めたブックフェアを行っております。 「品切れ」以外の書籍はフェア期間中に限り、ブックギャラリー 店頭でお求めいただけます (地方発送は致しかねます)

毒も薬 2015年7月2日(木)〜8月31日(月)※終了しています

「毒も薬」

それは毒ですか?それとも薬ですか?

オリジナルブックフェア

ブックフェア情報
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 毒は、使い方次第で薬にもなります。毒ではないものが、大量摂取により毒となることもあります。植物、食べ物、言葉、生き方など・・・。毒となるか、薬となるか、それは使う人次第。その境目を探ってみるのもまた一興。


脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体/中野信子著/幻冬舎
 私達が、幸福感に包まれる時、脳の中ではドーパミンが分泌されています。生理的欲求が満たされた時から、こつこつ努力を積み重ねて自己実現した時まで、「快」を感じることすべてにドーパミンが関わっているのです。逆にいえば、ドーパミンの作用をコントロールできれば、人間の快楽は思いのまま。アルコールや麻薬はその作用にダイレクトに影響を及ぼす物質で、だからこそ依存症になってしまうことが多いのです。
 脳科学者である著者が、様々な実験データを紹介しながら、現在までに解明されているヒトの脳の仕組みを教えてくれます。動物を操作している驚くべき脳の働きも明かされ、その神秘に感嘆します。著者は「日本一優秀な頭脳の持ち主」だそうですが、文章にもそれがあますことなく表れているように感じます。論理的でキレがありかつ隙のない書き方です。


うまい雑草、ヤバイ野草/森昭彦著/ソフトバンククリエイティブ
 タラの芽やフキノトウ、蕨など山菜と呼ばれる野草に舌鼓を打ち、愉しんでいる野草愛好家は日本全国津々浦々多いのではないでしょうか。しかし、近所を歩けばすぐに目に入るその辺の雑草を、実際に料理して食べる人は少ないのではないかと思います。著者は「食べることを推奨するものではありません」とは述べつつも、50種類ほどの野草の姿形の特徴、食した感想と料理法までを解説してくれます。食べては命に関わる毒草には、紫いろの紙面に「ヤバイ」の文字、毒ではないがおいしくない野草にはグレーの紙面に「まずい」の文字が記されているので、試すにも心の準備ができます。
 著者は、サイエンスジャーナリストの森昭彦氏。「身近な野の花のふしぎ」 でも紹介しましたが、興味深いコピーと心惹かれる体験を交えた解説で、楽しめる一冊です。


心にトゲ刺す200の花束 究極のペシミズム箴言集/エリック・マーカス著/祥伝社黄金文庫
 人生について。「人生にはおぞましい人生と悲惨な人生の二種類しかない。」byウッディ・アレン 結婚について。「結婚してもしなくても、あなたはかならず後悔する。」byポール・ブラウン お酒について。 「アルコールは人生という手術を耐えるための麻酔である。」byジョージ・バーナード・ショー etc.
 とにかく、悪意と皮肉に満ち満ちた先人たちの人生の諌言が収められています。落ち込んだ時、悩んでいる時に、頑張れ、と励まされるのももちろん薬になるでしょう。しかし、このようなペシミスティックなアドバイスをもらったら、逆にクスリと笑えて元気になれるのかもしれません。


 抱腹絶倒のエッセイから、科学書まで80冊程の書籍をセレクトしています。
 順次ご紹介して参りますので、どうぞお楽しみに。

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