ブックフェア情報

東京・LIXILギャラリー1での展覧会開催会期中に、 企画展関連書を集めたブックフェアを行っております。 「品切れ」以外の書籍はフェア期間中に限り、ブックギャラリー 店頭でお求めいただけます (地方発送は致しかねます)

はじまりの箱 2014年11月1日(月)〜12月26日(金)※終了しています

「はじまりの箱」

箱を開けると、あらゆる「はじまり」が飛び出しました。

オリジナルブックフェア

ブックフェア情報
はじまりの箱.jpg
 箱の中から飛び出したのは、世界、人間、民俗学、世界の神、神話、占い、夢、宇宙などなど・・・。いろいろなはじまりに関する本が、知的好奇心を満たしてくれるでしょう。


「アダムとイブ 語り継がれる『中心の神話』」岡田温司著/中公新書
 アダムとイブは、この世に誕生した最初の人間とされています。もちろん「旧約聖書」の『創世記』中での話ですが。キリスト教徒やユダヤ教徒でなくても、この2人の名前を知らない人はいないでしょう。
 世界で最も有名なカップルであるこの2人を、どのようにして神は創造したのか。なぜ禁断の木の実を食べ、楽園を追放されたのか。ユートピアとされたエデンの園とはどこにあるのか。そして2人の息子であるカインとアベルの運命とは。
 本書では、西洋美術史研究家である岡田温司氏が、2人にまつわる多くの絵画や写真を紹介し、また歴史的解釈をふまえたうえで、解説をしています。
 2人の神話が後の世に与えた影響は、宗教という枠組みを超えて、特に西洋世界では非常に大きく、人間とは何かを考えるうえで基礎になっているものです。「図解とあらすじでよくわかる「聖書」入門」光文社と合わせて、ぜひ手に取ってみてください。


「ユングが教える 夢の心理判断」鞭羊子著/河出夢新書
 人間の心は、氷山に喩えられることが多くあります。私たちが意識できるのは、たったの5%程度。隠されていて気づいていない95%は潜在意識、無意識と呼ばれます。
 この無意識を発見したのはフロイトですが、あくまで個人的なものであった無意識を、宗教や神話にも通ずる人類共通のイメージ、集合的無意識にまで発展させて考えたのはユングでした。そしてフロイトとユングが私たちの意識できない深層心理にアクセスするために用いたのが「夢分析」です。私たちの意識が眠っている間に見る「夢」が、気づいていない自分の心の一面を映し出していると考えたからです。
 本書は、ユングのごく基本的な考え方とユングの夢分析の手法、具体的な夢の象徴についてやさしく解説しています。夢分析に少し興味がある方にお勧めします。本書を読むともっと詳しく知りたくなるのではないでしょうか。また夢に興味を持つと、疲れをとるためだけではなく、眠るのが楽しみになります。


「この世界のはじまりの物語」松村一男著/白水社
 私たちの生きているこの世界の始まりは、一体どんなものだったのでしょうか。そして人間のはじまり、文化の始まりは?
 本書にはアジア、アフリカ、アメリカ、ヨーロッパ、世界各地の様々な物語や神話が集められています。現代は科学の時代、科学によって多くが説明可能ですが、数字や理屈だけでは「理解に実感が伴わない」と著者は言います。心の感動や人間的な要素こそが人類には必要で、その物語が神話なのです。
 人類の想像力の豊かさを感じて、そして、更なる好奇心を広げてくれる書籍です。


「子どもの難問 哲学の先生、教えてください!」野矢茂樹編著/中央公論社
 「好きになるってどんなこと?」「自分らしいってどういうこと?」「幸せってどういうこと?」など、誰もが一度は考えたことがある疑問。
 そして答えが見つからないからなのか、日常の些事にかまけてなのか、いつしか考えるのをやめて、忘れ去られてしまっている疑問を、哲学者・野矢茂樹が22件を選び出し、25人の哲学者に投げかけています。
 1つの疑問に対し、2人ずつの哲学者が子供たちにもよく理解できる言葉で、丁寧に真摯に説明しています。
 その答えが必ず正しいというわけでも、それ以外に答えがないというわけでもないのでしょう。でも、もう一度それについて自分自身で考える、そのきっかけを与えてくれます。何でもないことを、ああでもないこうでもない、と考えあぐねるのが哲学なのですから。


「いきなりはじめる仏教入門」内田樹・釈徹宗著/角川ソフィア文庫
  思想家であり武道家でもある内田樹と、浄土真宗本願寺住職であり思想家の釈徹宗による往復書簡で本書は構成されています。
 内田樹が仏教についての疑問を投げかけ、釈徹宗がそれに答えるという形式です。質問とはいえ、そこは流石の内田樹、「縁」から始まり、「因果律」「善」と、仏教を考えるということを意識させずに、グイグイと読者を仏教そのものの世界に引き込みます。
 内田を迎え撃つ釈徹宗も、ユーモアを交えた語り口で知らぬ間に仏教の概要と大まかな歴史まで説明します。仏教の入門書は数多くありますが、概念や用語の説明ではなく、仏教を知的に理解することができ、ひいては「宗教とは何か」「人間とは何か」根源的に考えさせられる1冊です。


80冊あまりの書籍を集めています。
順次ご紹介して参りますので、どうぞお楽しみに。

ページの先頭へ

LIXIL Link to Good Living

Copyright © LIXIL Corporation. All rights reserved.